同店では目立つ場所に浄水器コーナーを設置。2月に入ってからPFAS除去をうたう製品を紹介するちらしを掲示している。売れ筋は水道の蛇口に取り付けるタイプで、価格はカートリッジを含め2千~6千円。一部の製品には節水機能もあるという。
売り場の担当者は「ミネラルウオーターやウオーターサーバーなどと比較し、浄水器は手軽で価格が抑えられる点が人気。これまでは飲食店などからの問い合わせが多かったが、最近は自宅用に購入する人が多い」と説明。
浦添市の男性(64)は、中部からの取水再開の報道を見て売り場を訪れた。「浄水器を買ったことはなかったが、ミネラルウオーターを買い続けるのは家計に負担が大きいので探しに来た。まとまった雨が降り、ダムの貯水率が回復してほしい」と述べ、浄水器の性能などを比較しながら商品を選んでいた。
宜野湾市の男性(73)は「PFASが体にどのくらい影響があるのか分からず心配だ。7歳の孫がよく家に遊びに来るので、安心な水を飲ませたい」と心配そうな表情で話した。