称号を手にしたのは沖縄カトリック小5年の白方滉さん=沖縄市、長田小5年の伊藤琳太朗さん=宜野湾市、琉球大学付属小5年の岩崎史典さん=与那原町。
ボーイスカウトは学年で呼び名が変わり小3~5年は「カブスカウト」と呼ばれる。カブでは知識や技能習得を通して個性を伸ばそうと5分野40課目を学び、全て履修した人は「スーパーカブ」とたたえられる。
与那原第1団所属の岩崎さんは2022年、スーパーカブになった先輩を見て「かっこいい」と憧れたという。ものづくりが好きで「修理博士」の課目が楽しく、履修後にバッジが増えて「スーパーカブに近づくことがうれしかった」と笑顔を見せる。
伊藤さんは人を驚かせ楽しませる「マジシャン」の課目に夢中になった。所属する団に岩崎さんがいたことで、くじけそうになった時も「仲間がいるから頑張ることができた」と語る。
沖縄第1団の白方さんは気温や風向を1カ月間記録する「気象学者」の取得が大変だったと振り返る。「スキー選手」は北海道旅行で達成し「滑って転んで楽しかった。得た知識は友達が何かを分からない時に伝えたい」と喜んだ。