モデルでタレントのトラウデン直美(24)が、23日発売の『CanCam』(小学館)6月号をもって、同誌専属モデルを卒業する。2013年4月号で、歴代最年少(当時14歳)で加入し、11年2ヶ月専属モデルを務めた“トラちゃん”が卒業となる。


 「テレビに出るときはタレントじゃなくて、できればモデルという肩書きでいさせてほしいって思うのは、やっぱり私はCanCamに育てられて、その日々が誇りであって、モデルとしてこの業界にいたいと思っているから」。ラストページは、とびっきり華やかに。ピンク、水色、黄色、赤・・・と、さまざまな色のドレス姿で、気持ちのいい青空の下、トラちゃんらしい周りをハッピーにしてくれる笑顔をたっぷり収めた。卒業記念ソロ表紙も必見。決意を感じる真っ直ぐな目が印象的な近接カットは、卒業後の明るい未来を想起させる。

 卒業の理由については「拍子抜けしちゃうほど実は特にはなくって。
私のモデル人生はCanCamで埋め尽くされていて、それがすごくうれしいことでもありつつ、この先を考えたときに新しい環境に身を置いてもいいかなって思ったんです」と告白。インタビューではそんな今の率直な気持ちを語っているほか、過去の表紙や企画、思い出の場所、CanCamモデルズたちとのプライベートの思い出など、写真&本人コメントたっぷりに11年間を振り返る。

 さらに、専属モデルになったばかりの頃に始まり、名だたるクリエイターたちとの異例のコラボを実現してきた連載『月刊トラちゃん』が限定復活。過去にも谷川俊太郎氏から詩の寄稿、ニコライ・バーグマン氏のフラワー演出など、数々の豪華コラボで話題となった本企画。有終の美を飾るラスト回は、第1回目のスタッフが大集結する。

 『月刊トラちゃん』のスタイリングを担当していたファッション業界の大御所スタイリスト・野口強さんは、「あの年齢で、すでにモデルとして仕上がっていたよね」と当時をなつかしむ。
野口さんプロデュースによる、11年越しのエモい『月刊トラちゃん』ビフォーアフターにも注目だ。

 また、11年間の軌跡をたどるべく、乗馬が趣味のトラちゃんが幼少期から通っている長野の乗馬クラブでも撮影。雄大な自然のなか馬たちと戯れる姿は、優雅で慈愛に満ちて美しく、幻想的なカットに。繊細な生き物である馬たちと心を通わせたからこそ撮れた、トラちゃんならではの撮り下ろし写真を届ける。惜しくも本誌に載せきれなかった分は、後日SNSでも公開予定だ。

 ちなみに、ラスト撮影は長野でのロケとは別にスタジオで実施。
そこには関係者はもちろんのこと、本人が会いたがっていた専属モデルOGの山本美月もサプライズで登場した。皆に囲まれ「メイクが落ちる~」と言いながら泣いていた姿を見て、トラちゃんの愛され力を改めて実感したスタッフたちだった。

 本誌では、歴代編集長5人をはじめとする関係者、他の専属モデルからのコメントも掲載。多くの人に愛され、見守られながら旅立つトラちゃんの晴れ姿は、14ページの大特集となる。