『夏のバカ騒ぎ』『ももいろクリスマス』に並ぶ、ももクロ3大ライブの一つである『春の一大事』。通称“春一”と呼ばれるこのライブは、2011年にスタートし、2017年以降は全国の自治体からオファーを募り、“笑顔のチカラ つなげるオモイ”をテーマに地方都市とタッグを組む形で開催するようになってから本公演で計6回目の開催となった。
今回は、DAY1<時は今>、DAY2<真・英雄たん>というサブテーマが掲げられ、亀岡の礎を築いた明智光秀を中心に構成された。DAY1は、明智光秀が起こす“本能寺の変”の5日前に読まれた一句の中の<ときは今>がサブタイトルに使用されており、明智光秀の決意から本懐を果たすまでを描いている。DAY2では、DAY1で本懐を果たした明智光秀が、真に望んだであろう天下太平の世の中を表現している。亀岡市の人々にとって英雄である明智光秀の姿を、世の中に伝えたいという想いも込められた演出となった。
2日目のMCでは、メンバーそれぞれから重大発表が行われた。佐々木彩夏が今年9月から愛知県・大阪府・東京都の3都市でソロツアーコンサート『AYAKA NATION Special Edition「VIP ROOM A+」』を開催、高城れにが10月25日にZepp Yokohamaで『まるっと10年まるごとれにちゃん ポジティブがすぎるツアー』のファイナル公演を開催、玉井詩織が6月5・6日に大阪府・フェスティバルホールでソロコンサート『いろいろ』の追加公演を開催、百田夏菜子が7月15日に東京都・TOKYO GARDEN THEATERでバースデーライブ『百田夏菜子30th BIRTHDAY LIVE』を開催することが発表された。4人がそれぞれソロでのライブを開催することが発表され、モノノフから歓声が上がった。
アンコールでは、5月8日にリリースされる7th アルバム『イドラ』のアーティスト写真で着用された、神々しい新衣装を着たメンバーがステージに登場。百田のソロから始まる、新曲「Heroes」も披露された。
2日目の最後にはメンバーからメッセージも。
玉井は「今日は明るい時間のライブだったので、より皆さんが笑顔で私たちのライブを楽しんでくれているのが見えました。いろんな世代の方が同じ空間で、1つのことを楽しめることはすごく大事にしていきたいし、私たちにとっても宝物です」と語り、百田が「元々は自分たちにとっての一大事だった『春の一大事』が年月を経て、皆さんと温かい気持ちで1つになれるライブを毎年作り出せていることが、とてもうれしいことだなと思います。“つなげるオモイ”ということで、皆さんが亀岡市のことや今日のことを思い出す、そんな時間が増えたらうれしいなと思います!」と締めくくり、モノノフ・地方自治体・亀岡市民への感謝の気持ちを伝えた。