さだの「風に立つライオン基金」が呼びかけ、泉谷のほか、半崎美子、相川七瀬が賛同。
「直接、被災地を回って支援したい」と思いながら、状況が落ち着くまで待ち、この日、さだ、泉谷ら一行が朝7時に金沢をバスで出発、3時間半の移動で珠洲市に到着した。日本海側一帯の守護神と言われる須須神社では、お松明奉納や植樹、さらには奉納ライブ。「お松明奉納」は、さだの作品に「修二会」があることからの奉納となった。
能登町役場では大森凡世町長に義援金300万円を託し、穴水町の介護施設「能登清水の里」を見舞い、ここでもライブを行うと、さらに穴水町役場の宮崎高裕副町長に義援金300万円の目録を手渡した。
泉谷は「今回は、さだに誘われて能登の被災地にきた」と言うと、「実は、去年の11月頃、珠洲市にある『ラポルト珠洲』という会館から、今年9月21日に『会館自主コンサートをやってほしい(有料の)』と依頼があった」と切り出した。
このオファーを「二つ返事で引き受けた」そうだが、今回の地震被害で「もうやれないと思っていた」。ところが、会場の被害は最小限に済み、水道、トイレ以外はほぼ問題ないことがわかったそうで、同会館から「予定通り、コンサートを開催してほしい」と再度、依頼があったことを明かした。
「オレとしては、今、珠洲市民からチケット代をもらいたくはないし、売りたくもない。やるんだったら、コンサートは『市民激励の無料コンサート』にしたい。