俳優の高橋一生(43)が22日、都内で行われたドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズの第9話「密漁海岸」(NHK総合 5月10日 後10:00)の記者会見に共演の飯豊まりえ(26)、渡辺一貴監督らとともに出席した。

 同ドラマは、荒木飛呂彦氏の大ヒット漫画『ジョジョの奇妙な冒険』からスピンオフした傑作漫画が原作。
主人公は、『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない』(第4部)に登場する漫画家・岸辺露伴。相手を「本」にしてその生い立ちや秘密を知り、書き込んで指示を与えることができる“ヘブンズ・ドアー”という特殊な能力を持つ彼が、遭遇する奇妙な事件に立ち向かう姿を描く。

 今回、露伴が対峙するのは、伝説の幻のアワビ。露伴邸の近くにひっそりとオープンしたイタリアンレストランを訪れた露伴は、シェフのトニオから、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと密漁を持ちかける…というストーリー。

 会見では、劇中でも見どころの一つとなる“水中シーン”の撮影が話題に。渡辺監督から「今までにない体の張り方」と賛辞を受けた高橋は「改めて肺が浮袋なんだと実感しました」と笑い飛ばした。


 続けて「呼吸を吐き切った状態じゃないと体は沈んでいかない。でも今度は逆にカットがかかった後、(水上へ)上がっていけない。息ができなくてこんなに一瞬で気を失いそうになるんだと…」と過酷だった撮影当時を回想しながら「映像としては臨場感のある、かつある意味で芸術的なカットに仕上がったと思います」と確かな手応えをにじませていた。