同作は、講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を、主人公を変更して実写化。
第1話では、事故の後遺症で過去2年間の記憶を失い、日々の記憶も1日でリセットされてしまう脳外科医のミヤビが、アメリカ帰りの医師・三瓶友治(若葉)と出会い、心境に変化が生まれた。さらにラストではミヤビと三瓶の2ショット写真が映し出され、「2人は昔から知り合いだったの!?」と驚かせた。
SNSでは、杉咲のリアルな演技とともに、強烈な存在感を示した若葉に対しても「世界に知られてしまったか」「これまで無数の変人医者が誕生してきたが、この若葉竜也は最高だ…」「あの独特の距離感はあの人でないと無理」などコメントが続々。それでも、若葉はマイペースに語る。
役作りについては「意外とないですね。
■若葉竜也(三瓶友治役)コメント全文
――第1話をご覧になって、いかがでしたか?
見終わったあとの満足度がすごかったです。もちろんもっとブラッシュアップできるところも見つけたので、そこをもっと研ぎ澄ましたいと思いました。
――若葉さんが思う『アンメット』の魅力とは?
『アンメット』の魅力というのを、簡単には言えないのですが…。僕は、“思い出し笑い”がすごく好きで、今目指しているものは、そういったもののような気がします。“思い出し笑い”って、そのときは何となく聞いていただけなのに、あとで思い出して笑ってしまうっていう、いわば記憶に焼きついた衝動で、それが好きなんですよね。つまり、『アンメット』もいつか思い出してもらえるような作品になればいいなと。
――三瓶を演じるにあたり、意識したことや一番時間を割いたことはなんですか?
意外とないですね。脚本について話し合うことに、一番時間を割いたので。脚本を作りながら、みんなで三瓶像を捉えていったという感じですね。
――三瓶の白衣スクラブ姿、たたずまいに、かっこいいという反響がありますが、ご自身としては、いかがですか?
(笑)なんとも思ってないです。普段かっこいいと言われることもないので。
――映画でもドラマでも“現場”で、若葉さんが好きな瞬間はどんな時ですか?
うーん。なんだろう…。食事の時間、例えば温かいカレーが出てきたときに、スタッフさんがそれをすっごくおいしそうに頬張っている姿を見るのが好きですね。
――杉咲さんが、『予算が心配になるくらい、若葉さんが大量の差し入れをしてくださる』と、言われてましたが、それは、温かいものを食べてもらいたいという思いからですか?
現場で温かいものを食べるって、小さいことかもしれないけど、すごく幸せなんです。
――杉咲さんが2話のラスト、3話につながるシーンについて『とんでもない瞬間に立ち会ってしまった』とおっしゃっていました。若葉さんのあのような姿を見たことがなくて、なんて素敵な俳優さんなんだろうと、良いシーンが撮れたことに胸がいっぱいになったと言われていて…このシーンについて言える範囲で教えていただければと思います。
杉咲さんがそう思ってくれたならよかったです。2話のラストから3話冒頭のシーンは、プロデューサーと深く話し合ったシーンで、米田プロデューサーは「そのシーンで、三瓶の“人間”をみたい」とおっしゃっていて。