アミューズボーイズオーディション『NO MORE FILTER』の最終審査会が6日、都内で行われ、約8000人の中から東京都出身の大学3年生・黄兆銘(こう・よしあき/20)さんがグランプリに輝いた。

 6年ぶりとなる今回の大規模オーディションは、創立以来初となる“ボーイズオーディション”として開催。サブタイトルの「NO MORE FILTER」には、ありのまま、オリジナルな才能に出会いたい、「フィルターは必要ない!」という想いが込められており、役者・モデル・ミュージシャンなどのジャンル区分をあえて設けていない。

 最終審査では、ファイナリスト8人が特技披露をはじめ、自身の思いの丈をぶつける1人ずつのスピーチタイム、そしてグループに分かれて1人1人の人となりを深掘りするトークコーナーなどに挑戦した。また、本オーディションのキービジュアルを務めた、俳優の鈴木仁、細田佳央太、新原泰佑、本島純政もプレゼンターとして登場した。

 THE KISS賞にも選ばれていた黄さんは、グランプリとしても名前を呼ばれ「実感がわかなくて、正直パニックです」と困惑する心境を吐露しつつも、「本当に心から自分の夢をかなえたいと思ったので、すごくうれしいです!」と喜びを語った。

 黄さんは「自分の活動で誰かを励ませられるような、誰かの憧れになれるようなアーティストになりたい」と決意を込め、会場に駆け付けた母に感謝を伝えつつ、「きょうハンバーグ作ってください!(笑)」とかわいらしいお願いもしていた。

 好きな芸能人を問われると出川哲郎を挙げ「本当に人を幸せにする力があるなと思いますし、僕もこんなに大人になりたいなと思います。ゆくゆくはバラエティーにも出てみたいんですが、モデルや俳優を今後はやってみたいです」と語っていた。

 グランプリには賞金として300万円が贈呈され、ほか、準グランプリに西浦心乃助(にしうら・しんのすけ/14)、審査員特別賞に鈴木太士(すずき・たいし/18)が選ばれた。