俳優の市原隼人が4日、横浜市内で開催中の『第2回横浜国際映画祭』で行われた映画『おいしい給食 Road to イカメシ』(24日公開)の舞台あいさつに登壇した。

 1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの数学教師・甘利田幸男(市原)と、給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディー。
昨年放送された『おいしい給食 season3』では、北の地・函館の中学校に赴任しても己の給食道を追及し続ける甘利田の姿が描かれた。劇場版第3弾となる『おいしい給食 Road to イカメシ』は、その続きとなる。

 市原は満席に埋まった会場を見渡し、「2019年に第1弾が始まりまして、その時はまさか続編が作られるなんて夢にも思いませんでした。お客さんに楽しんでいただきたい、第3弾を作り意義をかみ締めながら、現場で今できる自分のすべてを尽くしました」とあいさつした。横浜国際映画祭への参加を喜びつつ、横浜について「幼いころから横浜にはよく来ていましたので、横浜の街並みと共に育ってきたと言っても過言ではなく、今でも少し時間があれば横浜で過ごしたいなと思える街で、親しみのある街。食べ歩きだったり、ホテルに泊まってみたり、家族で過ごしたい街で、品があって、街並みもきれいで、大きな道路とか。
どんどんどんどん開発されていくワクワクさせてくれる街です」と印象を語った。

 「とにかく早く食べたい!早く食べられる人がカッコいい!と思っていた。牛乳が飲みたいんだかなんだかわからないけど、牛乳ジャンケンがしたい!」と市原はエピソードを明かすと、会場からは大きな笑いが。「義務教育の時間から外れたような、プレゼントをいただいたような時間だったんです。僕も演じた甘利田のように給食のために学校に行っていたと言っても過言ではない。とにかく1日の一大イベントが給食だったので楽しみな時間でした」と給食愛にあふれるコメントを続けていた。