松居大悟監督の映画『不死身ラヴァーズ』(5月10日公開)より、出演する青木柚と前田敦子のインタビュー映像が解禁となった。2人とも物語の展開を大きく揺るがす、重要なキャラクターを演じている。

 本作は、高木ユーナ氏の同名漫画(講談社「別冊少年マガジン」所載)が原作。実写映画化にあたり、好きになる・なられる男女の2人の関係性が入れ替わっており、主人公・長谷部りのを本作が初の映画単独主演となる見上愛、りのの運命の相手・甲野じゅんを、佐藤寛太が演じる。

 “運命の相手”と信じるじゅんと両想いになった瞬間、じゅんがこの世界から忽然と消えてしてしまうという出来事を繰り返す、りの。2人は人生の中で何度も出逢い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんは消えてしまう。それでもあきらめないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは――。

 青木は、主人公・りのの恋愛を見守る親友・田中を演じる。松居監督が「この役は日本で青木柚しかできない」と語るほど、絶大な信頼を置く。クランクアップに撮影された映像では青木が、田中とりのの関係性について「認識とずれないように、微妙な感じを保つことを意識した」とコメント。

 松居監督の印象については「松居監督は役者のすごく近くで芝居を見られる方。前回(映画『アイスと雨音』)ご一緒した時とそのスタンスが変わっていなくて安心しました。芝居を大事にしてくれる監督が素敵だと思った」と語っている。

 一方、前田は松居監督の映画『くれなずめ』ではヒロインを演じた。今作では、りののバイト先の先輩・花森を演じ、物語の後半で、りのに“ある気づき”を与える重要なキャラクターだ。前田は花森役について「今回は情緒のないフラットな役柄でした。前回は怒鳴り散らす、男たちに唯一勝てる女性だったので」と笑う。今作について「本来の松居監督らしい温かさが出た作品」といい、台本を読んだ時点では、「どうなるか全くわからなかった」と振り返りつつ「男女問わず人のことを大好きと思えるってすごくいい。改めて偽っていない本来の感情にかえってみようと思いました」と感想を述べている。

 松居監督も「前田さんのどーんとした存在感と優しさには圧倒的な信頼感があるので、りのにとって驚きのポイントでもあり、重要な気づきのポイントにもなると思ったので、前田さんがやっていただけると聞いて、この映画はもう大丈夫だと安心しました」と語っている。

 今週10日の公開を記念して、入場者プレゼントが決定。内容は原作者・高木氏直筆のオリジナルポストカード。カードには、原作版(右側)&映画版(左側)のりのとじゅんがイラストで描かれ、「L」「O」「V」「E」という文字をそれぞれ持ったキュートなデザインに仕上がっている。公開前日の9日には、原作漫画『不死身ラヴァーズ』の完全新作(読切90ページ)が「別冊少年マガジン」「マガポケ」に掲載される。

 さらに、劇場では、劇場オリジナルドリンクとして「苺の純愛ピュアソーダ」の販売が決定。真っ直ぐな恋心を応援する、苺とカルピスの甘酸っぱいソーダだ。また、キャンペーンとして、パンフレットまたはオリジナルドリンク購入者へキャストのサイン入りポスターのプレゼントも実施する。対象劇場は以下のとおり。

■ドリンク販売劇場
テアトル新宿、シネ・リーブル池袋

■キャンペーン参加劇場
テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸