番組最後に、テロップで「3月24日、不適切な編集としたインタビューを放送してしまいました。視聴者の皆様の信頼を裏切ってしまい、心よりお詫び申し上げます。これまで街頭インタビューを停止し、再発防止策を作ってまいりました。今後は、再発防止策を徹底し、街頭インタビューを行っていきます」と伝えた。
番組公式サイトでは3月27日に「お詫び」と題した文書が掲載され、3月24日放送の番組で放送した『この春上京する人へのアドバイスを聞いてみた件』企画の街頭インタビューについて言及した。
中国出身の女性のエピソードを放送した際に「放送では『あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね』という話の後、『みんな食べてるから少ないです』『とにかく煮込んで食べて終わり』といった女性の発言がありましたが、実際には女性が『中国ではカラスを食べる』という趣旨の発言をした事実は一切なく、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集し、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容になっていました」と報告した。
これを受け、「今回の件は、テレビメディアとして決してあってはならない行為であり、取材に協力いただいた女性ご本人並びに視聴者の皆様に心からお詫び申し上げます」と謝罪。「また、制作プロセスを徹底的に見直し、再発防止に努めてまいります。この度は大変申し訳ございませんでした」と記した。
その後、日本テレビも「この度の責任は、すべて日本テレビにあります」との声明を発表。3月31日には、問題発覚後初の放送を迎えたが、言及なく、通常放送を届けた。4月14日には、BPOが審議入りを発表していた。
5月12日に、番組サイトで「当番組では、様々なテーマに沿って、街行く人の個性豊かなお話を放送してまいりました。多くの方に番組を楽しんでいただけるよう、そしてインタビューに応じていただいた方に「協力して良かった」と思っていただけるよう、スタッフ一同努めてまいりました。しかしながら、この度、不適切な編集をしたインタビューをそのまま放送してしまい、ご協力いただいた方に多大なご迷惑をおかけし、視聴者の皆様の信頼も裏切ってしまいました。あらためて心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
続けて「問題発覚後、直ちに街頭インタビューを停止して制作プロセスを見直しました。そして、同じ過ちを繰り返さないために、インタビューでお話しいただいた内容を複数の番組スタッフ、そして番組担当外の日本テレビ社員もチェックし、適切な編集かどうか確認することにいたしました。さらに、番組内で制作モラル向上のための研修を繰り返し実施することにいたしました」とした。
■『月曜から夜ふかし』騒動をめぐる時系列
3月24日:問題となる街頭インタビュー放送
3月27日:番組公式サイトで「お詫び」と題した文書を掲載。
3月28日:日本テレビも「この度の責任は、すべて日本テレビにあります」との声明を発表。
3月31日:問題発覚後初の放送も、言及なく、通常放送。
4月14日:BPOが審議入りを発表。同日放送では言及なく、通常放送。
5月12日:公式サイトで街頭インタビューの再開を報告。