本作は、1994年に英国スティーヴン・ジョゼフ劇場にて初演され、その後、ロンドン・ニューヨークで、何度も再演を繰り返されるイギリス劇作家アラン・エイクボーンによる戯曲。
取材には、主演・プーペイ役の紅ゆずる、ジュリアン役の室、リース役の林、ジェシカ役の綾凰華、ハロルド役の石本、ルエラ役の珠城りょう、数々のミステリ舞台を手掛けてきた演出・野坂実氏が参加した。
ダークカラーのダブルスーツで登場した室は「ゴールデンウィークは不調続き」とぼやきながらも「作品自体は最高のものをお届けしたい」と意気込む。ベージュのスリーピース姿の林は「本当に稽古があっという間で、ついに初日だっていうよりはもう初日なんだっていう感じ」とし、「みんなと一緒に作り上げてきた作品で、めちゃくちゃ楽しい作品なので、お客様一人ひとりに喜んでもらえるように千秋楽まで頑張りたいと思います」とまっすぐに語った。
ドロンズ石本は「今回6人でやるということで、非常に少ないんですけど、みなさん個性があってすごいすばらしい方」と絶賛。続けて「特に紅さん」とした後、「そして僕は個人的には林くんの役がすごい好きで、なんとか千秋楽までに野坂さんに交渉してその役ができるように、代わるようにお願いします」と異例の要望を伝え、室が「いや、無理でしょ!」とすかさずツッコミ。「その辺も楽しみに観てください」と締めた石本に、野坂氏も「衣装変わって出てくるかも」と乗ると、林が「着れないっすよ、多分」と続け笑いを誘っていた。
5月2日~7日に東京・三越劇場、10日~11日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。