同作は、11年間に及ぶ母の復讐と親子愛の壮大なストーリー。
突然の不条理から始まった物語は、狂気めいた紘海と疑似の娘の姿だけでなく、対する旭の家族やその周囲、さらに食品事故の真相をめぐり、回を重ねるたび、視聴者から関心が高まっている。
第3話では、萌子を美海として育てた紘海が、戸籍問題に直面し、危険を冒して萌子の実母・江身子(鶴田真由)に接触。さらにラストシーンでは、旭の長女・梨々子(平祐奈)の元家庭教師・玖村毅(阿部亮平)が、紘海の前に現れ、運命の歯車が再び動きだすことを予感。SNSでは「怒涛の展開すぎてびっくり」「どんどん予想出来ない展開になっていく…玖村くんはどちら側なんだろう」などの声が飛び交った。
カンテレドーガ、TVerのほか、Netflixでも配信されており、Netflix「シリーズTOP10(国内)」で3日連続1位(4月29日、5月1日、5月2日)を獲得。カンテレ制作のドラマでは『モンスター』に続く快挙となっている。
■第4話あらすじ
美海(一色香澄)の幸せな未来のため、旭への憎しみを心の奥底に閉じ込め、美海を実子として中学1年生まで育て上げた紘海。ある日、保育園近くの自動販売機で飲み物を買おうとした紘海は、偶然やって来た自販機業者の男と出会う。それは、かつて梨々子の家庭教師をしていた玖村だった。
ひょんなことから、紘海が思春期を迎えた美海の悩みをこぼすと、玖村は「女のことは全然わからない」と苦笑い。家庭教師先の女子生徒にセクハラの汚名を着せられ、SNSで嘘を拡散されたことで内定を取り消されたと打ち明ける。信じがたい境遇に驚き、同情する紘海だったが、次の瞬間、玖村が出入りしていた家が結城家だと知ると表情が一変。さらに、玖村は旭のことを人殺し呼ばわりして…。
玖村の話から、旭が「タイナス」で常務まで上り詰めたことを知った紘海は、ためらいながらも旭の名前を検索。旭が新業態スーパー「スイッチバック」を立ち上げ、社員を募集していることを知る。
娘を失った絶望感を味わうどころか、今なお同じ業界で精力的に働いている旭に再び怒りが湧き上がる紘海は、玖村が旭を“人殺し”と呼んだ真意を確かめるべく、もう一度玖村に会おうとするが…。