舞台は、お気に入りのコンカフェ嬢の誕生日イベント。主人公は、見えを張ってテキーラを飲み過ぎ、醜態をさらしてしまう。だが、そんな彼をそっと受け止めたのは、ほかならぬ彼女だった。そんな一夜の“後悔と救済”を描いた、ほろ苦くも甘い物語に三田が体当たりで挑む。
グラビアとは思えないほど繊細に構築されたストーリーは、『昼休み、またピンクサロンに走り出していた』『彼女が僕としたセックスは動画の中と完全に同じだった』などで知られる山下氏が担当。独自の視点と描写力で“ダメな男”の内面と、女性の包容力をリアルに浮かび上がらせる。
2002年生まれ、栃木県出身の三田は、2nd DVD『あの日見た僕だけの笑顔』も好評発売中。自ら制作する“のえぐら”シリーズでは、フェチ的視点と遊び心を融合させた作品づくりで注目を集めているが、今回はより物語性の強い作品に挑戦。演技力と表現力が問われる企画に、確かな存在感で応えた。
物語と視線、演技と感情。そのすべてが交差するグラビアは、“このあと、どうする?”という余韻とともに、読者の記憶に残る一作となりそうだ。