橋下氏は「第三者委員会の報告書が公表された当時から『僕は中居さんへの人権侵害の可能性もあるよ』と、少数派だったんですけど」とし、「関係者、弁護士以外の関係者から意見を聞かせてほしいと言われ、助言をしました。
橋下氏は関係者から聞いた内容として、6時間にわたりヒアリングに応じたこと、「しっかり伝えたかったけれど、第三者委員会では、もうその話はいいですと聞いてくれなかったというのが、これが中居さん側の言い分」と説明した。この食い違いを踏まえ、第三者委員会に「当日の事実を全部しゃべりたい」意向があるとした。
“当日”について、橋下氏は「ちょっと把握しています。皆、これ性暴力なの?って感じる人も多くなると思います」「当日の状況を見てもらえれば、これだけ性暴力だとか、少なくともこれだけ社会的制裁を受けるような話ではないと感じる人も僕はすごく増えると思う」とも示唆。そして「女性にもうしわけない」の思いは変わっていないという。
さらに、橋下氏は「意に反するというだけで性暴力になってしまったら、あとから意に反してましたと言ったら、これは全部性暴力なんですか?」と上谷弁護士に問うた。上谷弁護士は「意に反すれば全て性暴力かと言うと、それはやっぱりあとから何でも言えるということではないです。もちろんその時の状況、それから前後の状況、人間関係などなどから総合的に判断するもの」と回答。
上谷弁護士は、続けて「だいたいこういうものは、加害者的立場の人と被害者的立場の人とで、全然見ている景色が違うんですよね。ですから、その両方の言い分を聞いた上で、客観的な状況、2人の関係性なども総合的に判断して性暴力かという判断がなされるというのが通常かと思います」とした。