今作は、『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフによる、完全オリジナル脚本の“究極の恋愛ミステリー”。情報があふれ、真実が見えづらくなった現代において、いかに真偽を見極めていくのかという社会的なテーマを、恋と謎解きのエンターテインメントとして届ける。
志尊は、連続殺人鬼かもしれない週刊誌のフリーライター・設楽浩暉、岸井は浩暉に強烈に惹かれていくテレビ局の情報番組ディレクター・筒井万琴を演じる。
「ホルスの目殺人事件」の真相を追う万琴は、疑惑を払拭したい一心で侵入した浩暉の部屋で、見知らぬ女性(齋藤飛鳥)に遭遇。浩暉はその女性と一緒に暮らしているよう。万琴は、何も言い訳しない浩暉に「もう会わない」と別れを告げる。
傷ついた万琴は内海向葵(森田望智)を部屋に呼んでヤケ食い。「万琴への気持ちはうそには思えなかった」と言う向葵だが、万琴は一度も「好き」と言われたことがないことを思いだす。自分が単なる浮気相手でしかなかったことに気付くと、浩暉の連絡先をブロックしてしまう。
ホルスの犯人が被害者たちの血を持ち帰っていた可能性が浮かび上がる中、万琴は浩暉の部屋の冷蔵庫で見た赤い液体入りの袋が気になっていた。そんな万琴に、配達員の夏八木唯月(望月歩)が「俺つかんでしまったかもしれないんだよ!」と、事件に関する重要なネタを手に入れたと報告。それは鑑識・松岡慧(浜野謙太)についての妙なうわさだった。
一方、刑事の小峰正聖(白洲迅)は、松岡から浩暉が“血”にこだわる理由を示唆される。さらに、万琴の後輩・木下晴道(小林虎之介)のもとに事件の目撃情報が寄せられ、木下はスクープを狙おうと張り切る。恋の四角関係が大きく動く中、思わぬ悲劇が巻き起こる。そして、誰かが命を落とす。