俳優・橋本環奈が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』(毎週火曜 後9:00)が、24日に最終回を迎える。

 原作は、ベストセラー作家・知念実希人氏の『天久鷹央の推理カルテ』シリーズ。
現役の医師でもある知念氏が、実際の症例をもとに想像力を膨らませて描いた骨太の医療ミステリー。本作では、驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)とバディを組み、超越した頭脳&医師としての圧倒的な知識や洞察力を武器に、謎多き事件や現象を鮮やかに解決していく。

 最終回では、さかのぼること1ヶ月半前、鷹央によってビタミンA過剰症と診断された7歳の患者・鈴原宗一郎が、その後、原因不明の発作や意識障害が起こるようになり、症状は日に日に悪化。患者の母・鈴原桃花(奥菜恵)がついに怒り心頭になり、鷹央を医療過誤で訴えてしまう。

 自らの診断にプライドを持つ鷹央は、誤診を断固否定。病状悪化の原因を突き止めた上で、訴訟を取り下げさせるべく、小鳥遊&研修医・鴻ノ池舞(畑芽育)とともに宗一郎のデータを洗い直す。ところが、どんなに調べても異常は見当たらない。

 一向に出口が見えない再診断。そんな中、鷹央が「この謎、私には診断できない…」と自信を失ってしまう。過去最悪の窮地に陥った鷹央は、再び自信を取り戻し、前へ進むことができるのか。最後にして最難関、医師生命をかけたミッションの行く末とは。

 最終回の放送に先駆けて、現場はクランクアップ。
主演の橋本が、鷹央の家のセット内で、三浦・畑・佐々木とともに清々しい笑顔で撮影最終日を迎えた。「専門用語などセリフが大変だという話を、取材で散々させていただいたのですが…いざ撮影に入ってみると、朝から晩まで汗をかきながら走り回っているスタッフさんの方が大変だなと実感し、皆さんを尊敬する毎日でした。また、個性あふれる最高のキャスト陣に囲まれ、天久鷹央を演じることができて、うれしく思っています。木村ひさし監督をはじめ、各回の監督から『お任せします』というムチャブリを受け(笑)、自由ではっちゃけた演技もさせていただき、楽しかったです!」と、感慨深げに回顧。

 さらに、「あっという間だった」という充実の撮影を経て、「私も大好きな原作には、実写化していないシリーズがまだまだあるので、ぜひ続編にも期待したいな」とニッコリ。作品愛をにじませた。
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