今作は、11年間に及ぶ母の復讐と親子愛の壮大なストーリー。
時が流れ、萌子は紘海の娘・美海(一色香澄)として育ち、中学生になった。紘海は、旭が取締役を務める会社に入社。やがて、紘海は旭が100%悪人と思えなくなり、旭の事故遺族への贖罪する気持ちも理解した。そのさなか、紘海こそが遺族だと旭に知られた。
旭は、11年前の事故の真相を告白して謝罪。一方、紘海の娘・美海に調査が及び、第9話のラストでは美海本人が何かを勘づいた。
※以下、第10話ネタバレあり
紘海は、美海に「お母さんは、罪を犯しました」と明かした。旭も望月(筒井道隆)から美海=萌子だと聞き、ついに紘海の誘拐が周囲にバレた。
母の犯罪と自らの境遇を知った美海は「だとしても、かわいかったからでしょう。最初は仕返しだったかもしれないけど、でも3歳の私を見て、ああ、この子かわいいって、育てて、ずっと一緒に暮らしたいって、そう思ってくれたんでしょう」「お母さんが悪い人でもいい。ずっとお母さんの子がいい」と泣いた。
しかし、旭から「あの子があなたに一片の未練も残らないようにしてください」と告げられた美海は、美海に「これまで騙してきてごめんね。警察に捕まりたくないから、これから逃げます」とわざと言い、家を出た。そして、美海は結城家に戻ることになった。
美海は旭と「約束」を交わした。「お母さんのことは通報しますか?」「しないよ」。その言葉を確かめるように、美海は「萌子」として着飾り、結城家に混ざった。その様子を、紘海は物陰から見守った。
「どうしてあの時、伝えなかったんだろう。あなたが大好きだと。これからも、ずっと変わらないと。塀の向こうからも、ずっと大切に思っていると。あの時、どうして言えなかったのだろう」…。
視聴者からは「つらい…つらすぎるよ」「ずっと号泣してた」「号泣すぎて明日の目が怖い」など、大反響。残り1話に期待が高まった。