昨年12月に放送された早口言葉日本一決定戦『極舌(きょくたん)』の第2弾が、29日午後11時から日本テレビで放送される。

 MC(コミッショナー)を務める川島明(麒麟)のもとに「我こそは早口言葉日本一!」と自信のある各界のスペシャリストが勢ぞろい。
ベテランアナウンサー、実力派俳優、ラッパーなど、噛むことが許されない“言葉のプロ”たちが、競技早口言葉で激突する。滑舌、メンタル、頭の回転力も試される超ハイレベルな戦いを制する“日本一”を決める。

 今大会における“噛んだ”の基準は「書かれた文章を正確に読めていない」「一定の速度をキープして読んでいない」。2つの基準をもとに3人の審査員が厳正にジャッジする。審査員は、今回のお題を考えた早口言葉芸人・大谷健太、カリスマボイストレーナー・おしら、声優界の重鎮・速水奨が務める。

 1回戦は「早口バトルロイヤル」。画面に表示される早口言葉を正確に言うことができればクリアで、2回失敗した時点で即敗退となる。各グループ、最後まで残った2人が準決勝進出となる。

 Aグループのメンバーは、田中樹(SixTONES)、西村真二(コットン)、前田公輝、山崎怜奈。SixTONESのラップ担当でもある田中にとって早口言葉は朝飯前であり、「自分たちのラップを噛むことはないです。あり得ない」と意気込む。一方、お笑いコンビ・コットンの西村は、元地方局アナウンサーという異色の経歴。
「アナウンサーと芸人のハイブリッドなので、噛むのは大体、僕の横にいる坊主の相方」と余裕しゃくしゃくで臨む。そんな優勝候補2人を相手に、映画やドラマで数々のせりふを言いこなしてきた前田と、週に6本のラジオ番組を抱えるラジオクイーン・山崎がどこまで肉薄できるかが見どころとなる。

 「マジ貧しい魔術師」「噛むも噛まぬも神頼み」など、単調に見えて意外と難しい早口言葉が続々登場。田中のラップ作戦に前田がペースを乱される。優勝候補の西村が大ピンチに。MC・川島も「すごいレベル!」と大興奮の戦いを制し、準決勝に勝ち上がるのは一体誰なのか。

 Bグループのメンバーは、猪狩蒼弥(KEY TO LIT)、新川優愛、中川安奈、羽鳥慎一。前回準優勝となり、ラッパーとしての顔もあわせ持つ猪狩は「実はきょう、時計を着けてきて。僕が高校生くらいの時に樹くんからいただいたもの」と、ゴールドの時計をチラつかせ、事務所の先輩・田中に勝利を誓う。そんな猪狩の前に立ちはだかるのは、今大会の大本命・元日本テレビアナウンサー・羽鳥。「読売グループとしてがんばらなきゃ」と完ぺきな滑舌を披露する羽鳥にさすがの猪狩も「もう噛んでください、お願いします!」と頼むほど。さらに、心理戦で相手を揺さぶる元NHKアナウンサー・中川と、どんな役柄も演じ切る憑依型俳優・新川が挑む。


 各グループを勝ち上がった4人で行われる準決勝は「噛まずに演じろ!滑舌ドラマ」。噛みやすい専門用語がちりばめられた医療ドラマや刑事ドラマのせりふを噛まずに読み切ることができるかを競う。

 決勝戦は、1対1の「早押し早口バトル」で過去最高難度の早口言葉に挑戦。早口だけでは通用しない、プレッシャーの掛け合いや駆け引きの連続に、優勝候補の羽鳥も「ここまで来たら負けられない!」と1回戦から超本気モード。初参戦の前田も「これ俳優大好きかもしれない!ヤバい!」とアドレナリン全開となる。虎視眈々(たんたん)と優勝を狙う山崎は「なかなかこの緊張感の仕事はない。相手が本気だから私も本気じゃないと失礼」とゾーンに突入。リベンジを誓う猪狩は「2位はもう必要ない。2位になったら全部やめる」と背水の陣で挑む。

 問題VTRには、隠れゲストも登場する。
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