俳優の矢吹奈子が28日、自身のXを更新。出演するミュージカル『ブラック・ジャック』の劇中カットを公開した。


 矢吹は初ミュージカルで、双子の姉の腹の中で18年間生き続けていた畸形嚢腫でBJに摘出され人工の身体を得た女の子、ピノコ役を演じる。Xで矢吹は「本日より、ミュージカル『ブラック・ジャック』開幕となります!おけいこが始まって1ヶ月半。ついにお客様にお見せする日がきました」と報告。「ピノコは、BJ先生によって形成された18歳で見た目は5歳の女の子。演出家の栗山さんからは、『ピノコは完成形ではなく、成長しきれていない部分もあるから、“普通の子”ではダメなんだよ』と最初に教えていただきました。子どもっぽい口調にしたり、あえて音程を外したり、リズムに合わせずに遅らせて歌ったり、踊ったり。きれいに歌い上げるというわけではないので、今までとは違う声の出し方やお芝居に苦戦もしましたが、けいこ場でたくさん模索してピノコという存在を作り上げていきました」と秘話を明かすと「ぜひ劇場でご覧いただき、改めて“生きること”について考える時間になったらと思います」と呼びかけた。

 添えられた写真は矢吹がキュートにピノコを演じているショットとなっている。ファンは「待って無理本当にかわいい」「アッチョンブリケ!」とコメントしていた。

 同ミュージカルは、1973年「週刊少年チャンピオン」での連載開始から50年以上を経ても、手塚治虫作品の中でも根強い人気を誇る「ブラック・ジャック」が原作。今いちど手塚作品を掘り下げ、「命の価値」、「再生」をテーマに、生演奏でのミュージカル作品として上演される。

 公演は、きょう28日~7月3日に東京・IMM THEATER、7月18日に新潟テルサ、7月21日に愛知・COMTEC PORTBASE、7月23日に静岡・アクトシティ浜松 大ホール、7月26日に北海道・カナモトホール、7月31日~8月2日に兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホールにて上演される。
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