アンジェラが日本でライブを行うのは、2014年8月4日に東京・日本武道館で活動休止を発表して以来。2024年には約10年ぶりの日本での音楽活動再開を発表し、ミュージカル音楽作家としてのデビューや『THE FIRST TAKE』への出演も話題を呼んでいた。
ツアー初日となった徳島公演では、「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」「This Love」などの代表曲に加え、ミュージカル音楽作家として手がけたアルバム『この世界の片隅に』から「この世界のあちこちに」を初披露。さらに未発表の新曲もパフォーマンスし、11年ぶりのツアーながら、過去曲の回顧にとどまらない現在進行形のステージを展開した。
MCでは「11年ぶりにこのステージに戻ってくることができて、本当に心が踊っていてもう感無量な状態です」と語ったアンジェラ。さらに、「スタッフが去年ぐらいに『そろそろツアーをやってみる?』って聞いてきたとき、『どうしようかな。心の準備ができてないかも』と思いながらも、『じゃあ一発目徳島にしてくれるんだったらやる!』」と決意したという、再始動の経緯を明かす場面もあり、地元での再会に客席からは温かい歓声が送られた。
5月に配信されたシングル「Pledge」についても、「ネガティブな感情が導いてくれた」と制作背景を語りながら披露。自身の内面を見つめ直すことで生まれたという一曲に、会場は聴き入っていた。
昨年、ミュージカル音楽作家としての新たなスキルをプラスし、10年ぶりに日本での活動を再開したアンジェラ。そしてメジャーデビュー20年目となる今年、ファン待望の全国ライブツアーがスタートした。
今回のツアーは全国10都市で実施。