マーベルの最新アニメーションシリーズ『アイズ・オブ・ワカンダ』が、今週末8月1日よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信される(全4話一挙配信)。

 秘境にありながら、世界中のあらゆる技術を凌駕するほどのテクノロジーを誇るワカンダ王国。実写映画『ブラックパンサー』(2018年)および『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(22年)では、王位を継いだティ・チャラ、そして彼の亡き後を継いだ妹シュリの物語が描かれてきた。

 両作で監督を務めたライアン・クーグラーによる“シリーズのDNA”を受け継いだ本作は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中でも屈指の存在感を放つワカンダの歴史をたどりながら、勇敢な戦士たちの活躍を描くアクション・アドベンチャーだ。

 公開された予告編では、ワカンダの戦士たちが世界各地を縦横無尽に駆け巡る姿が鮮烈に描かれる。戦士であり、同時にスパイ活動も担う彼らに課せられたミッションは、盗まれたヴィブラニウム製の“とある秘宝”を取り戻すこと。「国の安全のため、己の気配を消せ」「秘匿性は不可欠」というせりふが示すように、この任務は極秘作戦。栄光の影に隠された、これまで語られることのなかったワカンダの過去が明かされていく。

 ヴィブラニウムとは、ワカンダのみで産出される、ダイヤモンド以上の硬度と強度を誇る希少鉱石。はるか昔に地球に落ちた隕石から採掘されるこの物質は、衝撃を吸収する性質を持ち、キャプテン・アメリカの盾やブラックパンサーのスーツにも使用されている。MCUの物語を支えてきたこのヴィブラニウムをめぐり、どのような戦いが繰り広げられるのか──。

 『ブラックパンサー』シリーズを彷彿とさせる疾走感と躍動感あふれるアクションが展開され、ラストには「ワカンダ・フォーエバー!」というおなじみの雄叫びとともに、ブラックパンサーらしき人物も登場する。

 現在公開中の『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』や、2026年12月18日公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』など、新たな展開を見せ始めているMCUの流れに、乗り遅れないようにしたい。

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