“ひろみちお兄さん”の愛称で知られるタレントの佐藤弘道(57)が9日、東京ビッグサイトで開催中の『第25回JAPANドラッグストアショー』内で発表された『第5回 Men's Beauty アワード』各賞受賞者発表・表彰式に登壇した。

 佐藤は昨年6月に「脊髄梗塞」を発症。
懸命なリハビリの結果、歩けるようにまで回復した。「昔の子供たち~、こんにちは~」と笑顔であいさつ。「本当にうれしいです」と受賞の喜びを語った。「去年の今頃はまだリハビリ病院に入院していました。今、こうして立っているんですけど、見た目がわからないので常にヘルプマークを持っています。何かあった時に皆さんに助けていただきたい」とメッセージ。

 そして「今の状況は腰回りは神経が全くなくて。さわられてもシャワーでお湯を掛けても全くわからない。股関節から下は24時間しびれっぱなしで。温痛覚がにぶくて足の指がどれぐらい曲がっているかもわからない状況。体の中心を探りながら今、立っているような状況です」としながらも「頑張ってリハビリをやって、ここまで回復できて改めてよかったと思います」としみじみと口にしていた。

 授賞式後にはトークショーも実施。
セルフメディケーションについて、佐藤は「人一倍、健康には気をつけていた。運動も睡眠も食事も気をつけながら生活をしていたにも関わらず、前触れもなく脊髄梗塞という病気になってしまった。今まで健康意識について、ちゃんと意識していれば、ずっと健康でいられると思っていた。それが自分自身の身を持って、どんなに健康を意識しても病気になる時はなるんだなと思いしらされている」と振り返る。

 発症前も体調に異変はなかったそうで「ここにいらっしゃる皆さんも、あす急に下半身麻痺になってしまったり、右半身や、左半身だけが使えなくなることもある。どんなに気をつけても、気をつけられないことがある。そういった意味でも、普段の生活から、きちんと生活することが大事です。ただ病気や怪我にあってしまっても日頃から気を付けていれば回復力が違うので」と伝えていた。

 佐藤は、1968年7月14日生まれ、東京都出身。A型。1993年4月より、NHK・Eテレ『おかあさんといっしょ』の第10代目体操のお兄さんを12年間務め、“ひろみちおにいさん”の愛称で知られる。2005年4月よりNHK「あそびだいすき」を3年間務め、計15年間教育番組にレギュラー出演。
07年「ベストファザー賞」受賞。また、02年「エスアールシーカンパニー」を設立し、子どもと指導者のためのスポーツクラブを立ち上げ、幼稚園・保育園・こども園の正課体育及び課外体操教室で指導。全国で親子体操教室・指導者研修会・講演会など、教育活動に幅広く活動している。

 そのほか、協会賞としてセルフメディケーション部門を松木安太郎、Beautyスキンケア部門を三浦孝太、Beautyライフスタイル部門を奥田瑛二が受賞した。さらに、メーカー協賛賞としてウル・オス賞を末續慎吾、メンズビオレ賞を鈴木啓太、サンスタートニック賞を糸井嘉男、リアップ賞を庄司智春、ルシード賞を柿谷曜一朗、リップス賞を橋本大輝が受賞した。
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