原作は漫画アクション(双葉社)で連載された漫画シリーズ『DOCTOR PRICE』。ドラマオリジナルのサスペンス展開や、原作者とともに作り上げた新規エピソードを盛り込んで届ける“痛快×医療サスペンス”ドラマとなる。
前回放送のラストでは、看護師・安藤佳恵(大西礼芳)の証言により、倉持栄治(坪倉由幸)による“スティフト”を用いたトパール術を銅坂麻衣(菊池日菜子)に対して実施していたこと、その施術中に胸腔内出血が起き、鳴木金成(岩田)の父・将成(林泰文)が開胸での止血を提案するも何かにとりつかれたように無視を続ける倉持の様子、倉持のミスをカバーするため、将成が止血措置を行っていたことが明らかになった。
倉持を罰するためには、安藤の証言だけでなく、証拠が必要だった。しかし、残された資料には将成が執刀したとあり、あの日に起きた真実の記録はどこにもなかった。
そんなある日、鳴木と夜長亜季(蒔田)のもとに、極東大学病院に勤める総合内科医・巻原秀一(久保田悠来)がやってくる。巻原は2年前に極東に転院してきたばかりだが、上司の塚田明(水橋研二)に嫌われて、雑務を押しつけられるようになったという。
研究環境が整った病院への転職を希望する巻原に、鳴木と夜長は3つの病院を紹介、全ての病院から内定をもらうことができた巻原だったが、「塚田教授が、本心を明かしてくれた」として、転職を辞めると言い出す。そんな巻原に鳴木は、塚田の本心を見極めさせるべく“3日間”の時間を与え、後日、夜長とともに巻原の結論を問いただす。
そんな中、鳴木は依岡健(北山宏光)に倉持を徹底的に探ってほしいと依頼。依岡によると、3年前の医療過誤の後、派閥を嫌う倉持が院長の天童真保(篠原涼子)に急接近したという。そのころ、院長選挙を控える天童は倉持、塚田らと会食し、塚田から若手医師の間で次期院長に網野教授(ユースケ・サンタマリア)を推す声があることを耳にする。
鳴木は、“ある人物”に協力を仰ぎ、父を死に追いやった倉持を裁くため、ある作戦に出る。