今年6月に双子を出産したありしゃんは、妊娠中から執筆準備を始め、発売直前まで原稿を書き続けたという。「大変だったけど、一生に一度のことをこの本に書けたのは貴重な経験」と語り、出産の壮絶な様子を記したメモも掲載されている。
また、エッセイにはメンバーや家族のインタビューも収録されており、家族はいち早くエッセイを読んでくれたと明かし「双子の弟と妹がいるんですけど、妹は本を一気読みしてくれて、泣いたって言ってました」とうれしそうに話した。
出版を長年温めてきた理由については「もっと人生に厚みが出る結婚や出産のタイミングまで待ちたかった」と説明。YouTuberとして活動しながらも本という形にこだわったのは、「これを手に取れば完結する一冊」を作りたかったからだという。
内容は幼少期から上京、美容サロン経営、YouTuberとしての軌跡まで成功も失敗も赤裸々に描き、「私の人生を見て、自分だけじゃないと思ってもらえたら」と読者への思いを語った。リーダーとして大事にしていることは「直接会って話すこと」。メンタルが強くないと自己分析する一方で、「失敗は悪いことじゃない。落ち込む自分を受け入れてこそ上に行ける」とアドバイスも送った。
大きな挫折を経ても活動を続ける原動力は、メンバーや家族を楽しませたいという思い。「やってる本人が楽しいと思えることこそ、ファンにも伝わる」。子育てに奮闘しながらも「守るべきものが増えて、よりいっそう心の炎を絶やさずにもっともっと上を目指していきたい」と決意を新たにしていた。