俳優の阿部サダヲが主演、松たか子が共演するテレビ朝日系木曜ドラマ『しあわせな結婚』(毎週木曜 後9:00)がクランクアップを迎え、阿部と松のコメントが到着した。

 本作は、脚本家・大石静氏がNHK大河ドラマ『光る君へ』以来初の連続ドラマを手がけ、夫婦の愛を問う令和のホームドラマ。
松と阿部は、映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(2015年)以来、10年ぶりとなる夫婦役で“マリッジ・サスペンス”という新境地に挑む。

 ワイドショーでも活躍する人気弁護士・幸太郎と大きな秘密を抱えた妻・ネルラ。2人が揃う最後の撮影は、ふたりきりの大事なシーンとなった。

 無事に撮影を終えた阿部は、「本当に終わったのか…まだポッドキャストなのか、スピンオフなのか、まだまだやらされそうで(笑)、本当にちゃんと終わったのか確認したいですね」と疑心暗鬼(!)ながらも、「本当に終わりなんですよね!? 松さんと一緒に終われてうれしかったです」と笑顔を見せた。

 同じく松も、「寂しいけれど、ホッとした気持ちが強いです。阿部さんと一緒のシーンで終われたのはすごく幸せなことだと思いました」とコメント。息の合った芝居を披露する一方、ポッドキャストでは仲の良さ全開で爆笑トークを繰り広げるなど、強い信頼関係で結ばれている2人らしく、“同じ気持ち”でのクランクアップとなった。

 そして阿部は「ネルラは面白いですよね。松さんは表情がいっぱいあるので、“怒っているのか?”という謎の表情に戸惑うのも楽しかったです」と、松が演じるネルラのミステリアスさの改めて魅力を語り、松は「各キャラクターに大石さんの息を感じるというか。最終回に近づくにつれて、大石さんが描くキャラクターと、私たちが演じてきたムードが混ざっていくのが、連続ドラマならではだな、と。難しいですし、面白いなと思いました」と撮影を振り返り。さらに、「『阿部さんがいてくれてよかった』と思うシーンや時間が何度もあったので、楽しかったです。
“説明できても説明したくない”という、ちょっとした音や、何かで感じよう、理解しようと思わせてくれて助けられたときが何度もあり、感謝しております」と阿部に感謝を伝えると、阿部も「相談とかはしていないんですが、ずっとありがたかったです。最初の方は迷いながらやっていたので、松さんと演じられてよかったです」と、少し照れながらも、お互いへの感謝の気持ちを伝えた。

 15年前の事件の真相が次第に明らかになる中、幸太郎とネルラの夫婦はこの先どうなるのか。第7話がきょう28日、放送される。

 また、「木曜ドラマ『しあわせな結婚』ポッドキャスト」がSpotify急上昇ポッドキャストランキング第1位を記録(2025年8月5日時点)。さらに、テレビ朝日のポッドキャストブランド『聴くテレ朝』史上歴代最高再生数を記録した。最新回では、大人気企画「【サダヲとたか子のお悩み相談室】in六本木ヒルズアリーナ」を配信する。

■阿部サダヲ、コメント
本当に終わったのか…まだポッドキャストなのか、スピンオフなのか、まだまだやらされそうで(笑)本当にちゃんと終わったのか確認したいですね。本当に終わりなんですよね!? 松さんと一緒に終われてうれしかったです。
そして、ネルラは面白いですよね。松さんは表情がいっぱいあるので、“怒っているのか?”という謎の表情に戸惑うのも楽しかったです。ただ「ネルラ」って言いにくいんですよね…モノローグがあるんですけど、だいたい「ネルラ」で引っかかっちゃうんです。
でもネルラ、レオ、五守って覚えやすくて面白いですよね。むしろ原田幸太郎の方が覚えづらいです(笑)。
松さんとは、相談とかはしていないですが、ずっとありがたかったです。最初の方は迷いながらやっていたので、松さんと演じられてよかったです。

■松たか子、コメント
寂しいけれど、ホッとした気持ちが強いです。阿部さんと一緒のシーンで終われたのはすごく幸せなことだと思いました。
『しあわせな結婚』は、各キャラクターに大石さんの息を感じるというか。幸太郎さんも大石さんに見えるし、寛さんも大石さんに見えるし、ネルラも大石さん。でも最終回に近づくにつれて、大石さんが描くキャラクターと、私たちが演じてきたムードが混ざっていくのが、連続ドラマならではだな、と思い、難しいんですが面白いなと思いました。また、阿部さんがいてくれてよかったと思うシーンや時間が何度もあったので、楽しかったです。“説明できても説明したくない”という…ちょっとした音や、何かで感じよう、理解しようと思わせてくれて助けられたときが何度もあり、感謝しております。

■第7話あらすじ
布勢夕人(玉置玲央)殺人事件の犯人として、叔父・鈴木考(岡部たかし)が警察に出頭した。


再捜査が始まったことで、再び姪のネルラ(松たか子)に疑惑の目が向けられていることを知り、自ら名乗り出ることを決意したという考は、刑事・黒川竜司(杉野遥亮)に、当時の様子を語り始める。15年前、アトリエを訪ねた考は、布勢がネルラの首を絞めているところを目撃。とっさにその場にあった燭台を手に取って無我夢中で布勢を殴り、死に至らせてしまったという。しかし黒川は、考の供述に違和感を覚える。

一方、ネルラの父・寛(段田安則)は、考の置き手紙を見つける。幸太郎(阿部サダヲ)、ネルラ、レオ(板垣李光人)とともに手紙を読み、15年前の真実を知ることに…。激しく動揺する家族の願いで、幸太郎は弁護人として考の面会に向かう。しかし、考は幸太郎の弁護を頑なに拒否して…。考の逮捕により、幸太郎の仕事は激減、レギュラー番組『ニュースホープ』への出演も控えることになる。さらにネルラも休職を余儀なくされ、2人はステイホームに突入することに…。

つい最近まで独身主義だったのに、今は妻だけでなく家族も丸抱え――幸太郎が大転換してしまった自分の運命に思いを馳せる中、考を母のように慕い、大きなショックを受けていたレオが…!?
編集部おすすめ