本作は、すれ違うことすらないはずの2人が出会い、大きな隔たりを越えて惹(ひ)かれ合うラブストーリー。堅い家庭で育ったまじめすぎる高校教師・小川愛実(木村文乃)が、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)に言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を続ける中で次第に距離を縮めていくも、さまざまな批判や非難、憎しみ、嫉妬が容赦なく2人を襲う。
樋口が演じるのは、カヲルらが働くホストクラブ「THE JOKER」のライバル店、「グルラブ」の看板ホスト・ジン。ホストになった当初から、端正な顔立ちと高身長のスタイルで目立つ存在で、人なつっこいトークを武器に人気を集める。
ある時期から高額な金を店で使う常連客、いわゆる「“太客のエース”がジンについたらしい」とうわさになるほど、驚異的な売り上げを記録。「THE JOKER」の看板ホスト・つばさ(荒井啓志)も一目置くなど、歌舞伎町でその名をとどろかせる人気ホストの座に君臨していた。
しかしある日、夜道で何者かに刺され命を落としてしまう。悪質な営業で恨まれたのでは…という疑惑が上がり、歌舞伎町を揺るがす大事件に。「THE JOKER」のホストたちもニュースを見たりうわさ話をしたり関心を寄せていた。そんな矢先、「THE JOKER」でも傷害事件が発生。ジン殺害事件は意外な方面に進展する。
また、レイニによる主題歌「Spiral feat. Yura」に乗せて構成された主題歌特別映像が28日午後6時15分にフジテレビ公式YouTubeチャンネルにて配信されることが決定した。愛実とカヲル、そして2人を取り巻く人々が織りなすこれまでの物語を主題歌とともに振り返ることができる。
■樋口幸平コメント
――台本をお読みになった感想をお聞かせください。
さまざまな感情の交差があり、とても面白かったです。そして人間の感情の誰しもが持っている怖い部分も深く描いていて、学びにもなりました。ひとりの視聴者としても今後の展開が楽しみです。
――本作ではさまざまな“愛”の形が描かれています。樋口さんにとって“愛”とは何でしょうか?
愛はすてきな形もあればいろんな形にもなる。人間の感情の中で非常に大切で、とても尊いものだと思います。愛が人を変えてしまう事もあると思います。でも僕自身はとてもすばらしく、愛がある人になりたいと思います。