同大会は、年度を通して事前ラウンドを3回にわたって行い、各ラウンドの上位2組ずつに、事前ラウンド敗者の中で最高点を獲得した1組を加えた計7組が、年度末に行われる「ytv漫才新人賞決定戦」に進出し王座を争う。
前回はフースーヤが芸歴9年目で優勝を果たし、賞金100万円を獲得。また、第7代王者の霜降り明星・粗品が初めて審査員として参加し、厳しさはありながらも漫才の内容を的確に言語化した講評が大きな話題を呼んだ。
初戦ラウンドは9月14日に放送される。
【コメント】
■小杉竜一
前回の決定戦は、僕らが昔出てた頃みたいな感じの空気もあったし、審査員の方たちの年齢層がちょっと離れていて幅も出たので、良い審査員陣やったなと思いましたね。僕らが優勝した頃の「上方お笑い大賞」から名前は変わりましたけど、「ytv漫才新人賞」は歴史ある賞ですし、漫才での1つの評価がもらえて、それプラス漫才以外の仕事のチャンスが広がるので、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。
■吉田敬
前回は“粗品の審査”で、ちょっと重い空気というか、ピリついてたねって言われたんですけど、それはめちゃくちゃええことやと思ってます。だから、すごい見応えのある賞レースになったなと思いました。やっぱり賞レースはこれじゃないと。僕らは2005年に「M-1」を獲らしてもらう前、関西のほぼ全局でレギュラーをやらせてもらったんですけど、そのきっかけが優勝した読売テレビのこの賞(上方お笑い大賞=ytv漫才新人賞の前身番組)やったと思うんです。それぐらい価値がある大会だっていうことを今、改めて申し上げたいですね。そのとき、トロフィーをいただいたんですけど、裸の男が裸の女性を引っ張ってる彫刻のトロフィーだったんですよ。
■谷口理
去年は粗品さんが審査員をやってくれるとなって、みんなめちゃくちゃうれしかったんですけど、いざ蓋を開くと空気が激重やったんで、全員一回恨みました。でも結局、おっしゃってくれたコメントは全部ためになったし、しかもピリッとした賞レースになったのでより価値のあるものにはなったんですけど、ちょっと若手には厳しすぎたというのが率直な印象ですかね。(笑)
「ytv漫才新人賞」に出るのは、普段から劇場で一緒に頑張ってる同期や後輩ばかりですし、本当に全員がおもしろいことはわかってるので、あとは順番であったり、その場の空気であったり…そういう運次第というところもあるので、今からゴミ拾いとかをしてるヤツが勝つのかなと思います。「運をつかめるかどうか」というところもみんなには頑張ってほしいです。
■田中ショータイム
今の賞レースは得点が伸びやすいというか、高めにつける傾向があったんですけども、昨年はそこに一石を投じる風雲児的な立ち位置で、インフレ得点時代に斬り込むような大会になったと思います。昔の時代の賞レースに戻ったじゃないですけど、粗品さんのように厳しめに見る人が出てきたので、賞レースもお祭りモードから一気に“戦い”っていう感じに戻ったような気がするので、より一層漫才のクオリティが求められる時代になったんじゃないかと思っています。とにかく出場者には、自分たちがおもしろいと思うものを脇目も振らず追求してほしいです。