A.B.C-Z戸塚祥太が30日、東京・シアタートラムで行われた舞台『アーモンド』公開ゲネプロ&取材会に出席した。

 本作は、韓国で発行部数100万部超えを達成し、日本でも2020年本屋大賞翻訳
小説部門第1位に輝いた小説「アーモンド」を原作とする舞台作品。
板垣恭一による脚本・演出により、コロナ禍2022年に初演され、今年2025年に新キャストにより、再び上演される。

 扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖といった感情をうまく感じることができない16歳の高校生、ユンジェ。祖母は彼を「かわいい怪物」と呼んだ。そんな彼は、15歳の誕生日に、目の前で祖母と母親が通り魔に襲われ死傷したときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。

 感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」などの感情を丸暗記させることで、なんとかユンジェを“普通の子”に見えるようにと特訓してきた。だが、母は、事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちに。そんなときに現れた、もう一人の"怪物"ゴニ。ユンジェとは正反対の激しい感情をもつその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく。

 主人公のユンジェを演じる戸塚は、ゲネプロを終え、「1ヶ月間みっちりみんなでけいこをして、今日やっとみなさんに見ていただけました。チームワークはばっちりだと思うので、みんなでこのまま最後の千秋楽まで、三軒茶屋を“アーモンド”の世界に染めていきたいと思います」と清々しい表情であいさつ。

 共演の久世星佳から「戸塚くんのセリフの多さたるや…。板垣さんから何か言われるとその度に戸塚くんが『善処します』と言っているのを聞いていました(笑)」と明かされると、「本当にみなさんにたくさんのご迷惑をおかけしながらここまできましたけど、100%、120%、できる限りの“善処”をしていきますので、大いに楽しみにしていただきたいと思います」と自信たっぷりに答えた。


 観客に向け、「この物語は、みなさんの中に眠っていた物語やこれから紡いでいく物語を発見させてくれるんじゃないかと思っています。お客さんの心の中に、刺激や温もりのような、ユンジェが感じられない何かを感じてもらい、“アーモンドを見て良かったな”と思っていただけるように、2025年版のこのチームで全力を尽くしてエンターテイメントをお届けしたいと思います」と力を込めた。
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