展覧会サポーターと音声ガイドを務める松下は、自身も幼い頃から油彩に親しんできた。
展覧会のタイトルにもなっている通り、ファン・ゴッホの生涯には家族の支えがあった。松下は「僕自身この作品展を通して改めて知ったことでもある。家族がいたからこそ僕らはいまでも作品の実物を見られるということでもあると思うので、改めて、自分自身も周りに感謝しなければいけない」と背を正した。
松下自身は「僕自身も幼少期からやりたいことが多い子供だったので、やりたいことは好きなだけやりなさいといってくれたのが大きかったと思います」としみじみ。「母はいまでも絵を描き続けていて、そのバイタリティ溢れる姿もみて、僕も頑張らなきゃと思いますし、お互いに励まし合いながら成長している気がします」と画家である母からの刺激を明かした。
また、“作品を残す”という点では、「いつも目の前のことに必死過ぎてせっかく残る仕事をさせていただいているので、長く続いてくれたらいいなと思います」とにっこり。続けてい「僕自身は意外と雑に扱ってしまったりする。過去に出ていた雑誌とか」と苦笑いしつつ、母親が実家で舞台のパンフレットや、初めて出た雑誌の切り抜きをファイルに残していることを「この間初めてみまして」と告白。「ありがたいなと思いましたし、そういうのもちゃんととっておかないといけないなと思いました」と感謝とともに自戒も生まれたと明かした。
展覧会は、あす12日~12月21日に東京都美術館で開催される。