原は、昨年の『愛称(相互にやじるし)蔑称』以来、山田ジャパン公演には2度目の出演となる。前作の公演時にすぐに今作のオファーをしたという山田氏は、原の魅力について「シンプルに芝居がめっちゃくちゃいいんですよね」と絶賛。「他の人には出せない存在感を出してくれるし、お芝居のセンターを背負っていただくに値する…」と続けたところで、原を見て「ちょっと気持ち悪いですけど」と苦笑い。その様子に、原は「いえいえいえ、うれしいです。なるべくほめてください」と和ませた。
山田氏はさらに「とにかくかっこいいやつなんですよ。それはルックスどうこうもあるんですけど、人間としての分厚さがある」とさらなる賛辞とともに、「あたためていた企画を任せられる男だというのが大きいと思います」と評した。オファー時に原がまだtimeleszではなかったことについては、「すごくラッキーだな」と率直に明かし、原も大爆笑していた。
山田氏が脚本を務めたTBS系金曜ドラマ『イグナイト-法の無法者-』にもゲスト出演した原は、『イグナイト』もtimeleszのオーディションを受ける前から動いていた仕事であることを明かし、「いろいろな方に携わっていただいて感謝の気持もありますが、それよりも前に知ってくださって評価してくださっていた方ともう1回できるっていうのは、特別な愛情じゃないですけど、こんなにすばらしい山田ジャパンっていう劇団があるんだぞって」と並々ならぬ思いがあると告白。「timeleszのメンバーとsecondz(ファン)の思いも背負ってますけど」としたうえで、「準劇団員として山田ジャパンを背負ってる気持ち」と力を込めた。
原の言葉を聞いていたいとうは、マイクを通さず「うれしいね~!」とこぼし満面の笑み。「演技がすばらしいということもそうですけど、舞台へ向かう精神というか、向き合い方みたいなものも、本当私が惚れた一部。
本作は、今年放送されたTBS系金曜ドラマ『イグナイト-法の無法者-』や世界各国で話題となったNetflixオリジナルドラマ『全裸監督』など、これまで数々のドラマ脚本を手掛けてきた山田氏が、ドラマの制作現場を舞台に物語を描く。プロデューサー、監督、脚本家、制作、撮影・技術、衣装、ヘアメイク、マネジメント、音楽、等々…あらゆる専門スタッフとキャストが集って一つの作品を作り上げるドラマの制作現場において、トラブルはつきもの。ドラマ制作の裏側には、視聴者に知られていない人間ドラマがある。数々のドラマ制作に携わってきた山田氏だからこそ作れる、リアリティ溢れる生々しい物語が繰り広げられる。
原は、トラブル解決に奔走するドラマ制作会社の若手プロデューサーを演じる。共演には、いとう、松田大輔、永山たかし、清水麻璃亜がゲスト俳優として登場し、劇団員たちとともに、作品を盛り上げる。
公演は、きょう26日から10月5日まで、東京・本多劇場にて上演される。
会見にはほかに、松田大輔(東京ダイナマイト)、永山たかし、清水麻璃亜が登壇した。