本作は、千年の眠りから目覚めたランプの精霊ジーニー/イブリース(演:キム・ウビン)と、心を閉ざした女性ガヨン(スジ)の出会いから始まる物語。ジーニーがガヨンの“3つの願い”を叶えようとする中で、2人の関係は思いがけない方向へと動き出す――。
配信直前、キム・ウビンとスジにオンラインインタビューを実施。まずは、それぞれが演じたキャラクターへの思いを聞いた。
【スジ】ガヨンはサイコパス的な一面を持つキャラクターなので、正直、共感できない部分が多かったです(笑)。
【ウビン】ジーニーの心にも共感しますが、人間の本性や欲望について考えさせられる部分が多かったですね。誰でも“欲”に負ける瞬間があるな、と。
『むやみに切なく』以来、9年ぶりの再共演となった2人。久しぶりの撮影で感じたお互いの印象を尋ねると、思わず笑顔がこぼれた。
【スジ】ウビンさんは本当に変わらないです。優しくて、周りへの気配りも素晴らしくて、今回も安心して撮影できました。変わった点としては、ジーニーがこれまでウビンさんが演じてきたキャラクターとは違う印象だったので、新しい姿を発見した感じがしました。
【ウビン】スジさんの変わらなかった点は、その美貌です。全く月日を感じさせない、以前と変わらない様子でした。変わったところとしては、以前の作品でも演技は良かったと思いますが、今回の作品ではさらに素敵な演技を見せてくれました。
ファンタジー作品らしく、CGやワイヤー撮影も多かったという本作。撮影中のエピソードを聞くと、2人から笑いが起きた。
【スジ】ジーニーが飛ぶシーンが多く、ワイヤーを装着する場面が多々ありました。ワイヤーでの撮影は大変ですが、地獄に落ちるシーンで、「私も行く~」と言ってジーニーを追うシーンは本当に楽しかったです(笑)。こういったことが、ファンタジードラマならではの面白い要素になると思います。
【ウビン】CGシーンは“気合い”が最も重要だと思っています。実際には何もない場所を、あると信じて演じることは難しいけれど、面白い。特に砂嵐の中を飛ぶシーンは、完成した映像を見てとてもよくできているなと思いました。
ガヨンの物語は、祖母(演:キム・ミギョン)や唯一の友人ミンジ(演:イ・ジュヨン)の支えの中で進んでいく。
【スジ】ガヨンの祖母のように、無条件の愛をくれるのは家族ですね。ミンジのように無条件で応援してくれる友人たちもいます。そしてファンの皆さんも同じです。いつも温かく応援してくれて、本当に支えられています。
【ウビン】僕も家族やファン、友人たちからたくさんの影響を受けています。俳優仲間のイ・グァンスさん、チョ・インソンさん、ド・ギョンスさんたちからも刺激を受けていると思いますし、とても頼もしい存在です。
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