本作は、完全オリジナル脚本で描く“予測不能な逃亡劇”。人質の社長令嬢・結以と誘拐犯・林田大介(佐野)の2人が逃避行を始めたことで、「それは誘拐のはずだった」のサブタイトルが示すように、思わぬ事態に巻き込まれていく。張り巡らされる包囲網と迫りくる数々の追っ手。2人は一体何から逃げ、どこに辿り着くのか。心震わすノンストップヒューマンサスペンスドラマとなる。
原が演じるのは、かつて八神家の家政婦をしていた城之内晶(38)。結以(やがみゆい)が幼かったころ身の回りの世話を焼き、結以が本当の母親のように慕っていた人物である。4年前に結婚を機に八神家を離れることになったが、結以はいまだに晶が自分のことを一番気にかけてくれた人だと思い、心から信頼を寄せている。そして、誘拐事件をきっかけに逃げる決心をした結以は、晶のことを思い出し、助けを求めることを決意。晶の住む栃木県宇都宮に向かってほしいと、大介に頼む。