俳優の蒼井優(40)が21日、都内で行われた音楽イベント『サントリー1万人の第九』の囲み取材に参加。子育てに奔走した2025年を振り返った。


 蒼井は今年1年を振り返る質問に「今年、何してたっけな」と頭をひねった。その後、考えを巡らせ「子どもが生まれてから1年を振り返る暇がないくらい、『あしたどこに連れていこう』『あしたの朝何を食べさせよう』ということばかりを考えていた。1年を振り返ることがなかった」と語った。

 同席した俳優の松岡茉優(30)は先輩のエピソードをうなずきながら聞いていた。今回のコンサートでは、1万人を前に朗読を披露する蒼井。「ノミの心臓」で緊張するというが「間違いなく第九で感じる振動と熱気というのは私にとって25年をかけがえのない1年の締めくくりにしてもらえると思う」と話した。

 『サントリー1万人の第九』は、大阪の師走を彩る毎年恒例の音楽イベント。1万人がベートーヴェンの「第九」歓喜の歌を合唱するコンサートで、今年で43回目を迎える。

 蒼井は朗読、松岡は2年連続で司会を務める。ゲストとして歌手の一青窈、太鼓芸能集団・鼓童も出演する。総監督・指揮は、佐渡裕氏が27年連続で登板する。
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