7人組グループ・WEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕※濱=異体字、小瀧望)が5日、横浜アリーナで『WEST. LIVE TOUR 2026 唯一無二』を開催した。デビュー12周年、12枚目となるフルアルバム『唯一無二』を引っ提げた同ツアーにおいて、約1万5000人が熱狂した横浜公演初日の模様をレポートする。


 タイトルに「1」と「2」が入った渾身の一作『唯一無二』。全国9都市28公演を開催され、約28万4000人を動員する。“唯一無二を探す旅”をテーマに、ステージは車(バン)やハイウェイがモチーフにされている。7人が車に乗り込んでガレージを飛び出し、ァン=ジャス民を喜ばせる旅へと向かう。

 デビュー12年、誰1人欠けることなく7人で歩んできた WEST.が今改めて問う“唯一無二”とはなんなのか――。そんな答えが詰まったツアーでは彼ららしさ“唯一無二”な魅力を存分に感じさせるステージとなった。

(※以下、本編ネタバレを含みます)

 重岡の作詞・作曲・振付によるアルバムリード曲「これでいいのだ!」では、ポップアップで勢いよく飛び出す7人による「だ だ だ!だ!だ!だだ!」という印象的なフレーズから始まり、間奏のファンの「これでいいのだ!」コールに合わせたヒーローダンスに会場が揺れる。「俺たちのラブソングを受け取れ!」と重岡によって投げかけられたのはまさかの「ええじゃないか」。予想外な展開と幅広い音楽性をみせつける。

 見どころもたっぷりと用意され、3年ぶりの新規ユニット曲も登場。「JAPALOUD」(中間・神山)はバズソングメーカー・玉屋2060%が手がれた和を織り交ぜたボップソング。扇子を振り回し、法被姿の関西ジュニアが盛り上げボルテージMAXに。
一方、wacci橋口洋平による作詞作曲のラブソング「スピン」(重岡・濱田)は、愛くるしい歌詞がやわらかな歌声とともに胸を打つ。「エラーコード」(桐山・藤井・小瀧)は三者三様の声のハーモニーに、それぞれの色気が掛け合い、新たな魅力が引き出される。

 風物詩コントコーナーでは、満を持して“ミュージカル”が開幕。2019年の「LIVE TOUR 2019 WESTV!」以来7年ぶりにメンバーが企画・構成・演出を行なった『俺たちの True Love Story ~episode.1~』では、ビバリーヒルズの大学生・Jan(ジャン:中間)、Kirissa(キリッサ:桐山)、Noncy(ノンシー:小瀧)、Hameida(ハメイダ:濱田)、Tomorio(トモリオ:神山)、Fujina(フジーナ:藤井)、Sigerighes (シゲリゲス:重岡)にふんした7人による恋と青春の物語(?)で全力で笑いを取りにいく。

 初パフォーマンス曲「大阪とんとんダンス」では、幾度となく使用してきたステージ機構のリフター"が歌唱を担当するメンバーのパートごとに上下したりひょっこり顔をのぞかせたり…。「映画」ではスクリーンのように垂れ下がった白い幕に男女の影が映し出され、楽曲の世界観と7人の印象的な声が際立つドラマチックな一曲に。どんな場面でも決して飽きさせない演出はいたるところに散りばめられる。

 作詞・作曲:熊木幸丸(Lucky Kilimanjaro)「踊るしかないじゃん!」 や作詞・作曲:こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん)「WEST NIGHT」などそうそうたるアーティストによる提供曲は7人の声と化学反応を起こし、なかでも作詞・作曲:石原慎也(Saucy Dog)「虹をかける僕ら」はキャンプファイヤーの火を囲みながら歌唱。重岡がピアノ、中間がグロッケンシュピール(鉄琴)、桐山がパーカッション、カホンを濱田と神山がアコースティックギター、藤井がタンバリン、そして小瀧がシェイカーを奏で、まるで星空の下で7人と過ごしているかのような暖かく、しっとりとした空気が広がった。

 BAND INTERを挟んだ後半の「しらんけど」は真骨頂を感じさせる観客参加型のライブパフォーマンス。「しらんけど」「しらんのかい」のコール&レスボンスは冷静になればシュールなはずなのに、スーツ姿に身を包み、最上級にカッコよく仕上げてしまうのも彼らならでは。ウルフルズトータス松本作詞・作曲「ウェッサイソウル」や「ムーンライト」などクラップ、ジャンプなど全身でファンとともに盛り上がる。


 本編ラストには作詞作曲:柳沢亮太(SUPERBEAVER)の「リプライ」を歌唱した。タイトルの通り、WEST.から応援してくれるファンの方への「返信」。「あなたを笑わせたい 励ましたい」と歌い、息のあったやりとりや身体を張ったギャグで笑わせ、メンバー同士が楽しげにはしゃぐ姿にほっこりとしたほほ笑みが生まれ、一人ひとりの背中を押すように力の限り歌う…そんなWEST.らしさとはなにか、のアンサーとも言えるような一曲で締めくくった。

 アンコールではゆっくりと花道からファンに手を振って笑顔で応え、たっぷりと交流。関西ジュニアやファン、スタッフに“大感謝”を伝えた。最後はもう一度ファンとともに「これでいいのだ!」を大合唱。明るく前向きなメッセージを残し、全31曲を約2時間にわたって駆け抜けた。

■神山智洋のあいさつ全文

みなさん、本日はお集まりいただきありがとうございます。ゴールデンウィークの皆さんの貴重な時間を僕たちWEST.に使ってくれたこと、本当に心から感謝しております。
こうやってやっぱりライブをやってると、皆さんがこうやってペンライトでたくさん僕たちのことを照らしてくれて、本当に皆さんがこうやって照らしてくれるからこそ、僕たちはこのステージに立てているなという風に、強く改めて毎度、実感させてもらっています。本当ににありがとうございます。

この景色を僕たち7人、一生懸命守っていきたいですし、これから新しいこともそうやし、これまでやってきたこともそうですけど、どんどんパワーアップして、ムキムキになって、新しいWEST.、そしてさらにパワーアップしたWEST.を皆さんに、これからの僕たちのこの1本のばーっと伸びた道の中で、皆さんに見せていければなという風に思ってます。


やっぱり皆さんがいるからこそ、僕たちはあんなことしたい、こんなことしたいっていうふうに、本当に夢を追いかけることができる。
それはもうほんとに皆さんが僕たちWEST.、この7人を見つけてくれたからだと思っております。本当にありがとうございます。
皆さんの、人生の中で大切な思い出であったり、大事な音であったり、大事なパフォーマンスであったり、そういった大切な思い出っていうものを、僕たち7人で一生懸命これからも作っていけるように頑張ります。
今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。
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