■“我慢しすぎない”現代の消費スタイルに対応
アサヒ飲料が今月8日に開催した『green cola(グリーンコーラ)』市場導入戦略説明会にて、炭酸飲料市場の最新動向が明かされた。同社によると、コーラは炭酸市場の約37%を占める巨大カテゴリーである一方、長期的な購入者数は減少傾向にある。特に直近3年間は若年層の「コーラ離れ」が顕著だという。
その一方で、存在感を増しているのが「ゼロ系炭酸」市場だ。2020年と2024年の比較では、19歳以下の層における平均購入規模金額が大幅に伸長。若年層を中心に、炭酸飲料へのニーズが「ゼロ系」へとシフトしている実態が浮き彫りとなった。
こうした市場の変化を見据えて投入されたのが、ギリシャ生まれの国際ブランド『グリーンコーラ』だ。現在は世界50以上の国と地域で展開されており、今回満を持しての日本本格参入となる。植物由来の甘味料「ステビア」を使用し、砂糖・保存料不使用のゼロカロリーを実現しながら、コーラ本来の爽快感を楽しめるのが特徴だ。
説明会に登壇したアサヒ飲料の近藤佳代子社長は、「これからのコーラのあり方に一石を投じる挑戦をしたい」と決意を表明。「競争の激しいカテゴリーだからこそ、多様性があっていい。
また、近藤社長はZ世代の消費傾向を「スマート消費と背徳消費の共存」と分析。常に節制するのではなく、シーンに応じて高カロリーな“ギルティ”を楽しんだり、日常ではバランスを意識したりと、メリハリを重視する価値観が広がっていると指摘した。その上で、同商品は「罪悪感を抑えてコーラを楽しみたい」という現代のライフスタイルに寄り添う一手にしたい考えだ。
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