市川市動植物園で人工哺育によって育ったニホンザルのパンチくんを題材にした初の書籍『がんばれ パンチ 子ザルの成長物語』が、11月26日に発売される。予約受付は17日からスタートした。


 パンチくんは、母親が子育てをできなかったことから人工哺育で育てられ、オランウータンのぬいぐるみを母親代わりに成長。現在はサル山の群れに入り、ほかのサルたちと過ごす姿などがメディアやSNSを通じて注目を集めている。寄付総額は8月30日時点で7000万円を超えている。

 本書は、市川市動植物園の全面協力のもと、パンチくんが生まれてから群れの一員として過ごすまでの歩みを、写真と物語で紹介するもの。子どもから大人までパンチくんとニホンザルについて学べるよう、ニホンザルの生態を紹介する図鑑ページも収録する。

 写真ページには、母親代わりのオランウータンのぬいぐるみ「オランママ」にしがみつく姿や、群れ入り後にほかのサルたちと遊ぶ様子などを掲載。飼育員が撮影した1万枚を超える写真から厳選した、パンチくんの生き生きとした姿を収めている。

 物語ページでは、飼育員が語るパンチくんの成長を絵本調で紹介。生まれてからサル山で群れの一員として過ごすまでの出来事を、画家・イラストレーターのおちょぴの絵とともに振り返る。

 さらに、生態図鑑ページではニホンザルの体のしくみやサル山の1日、サルたちのルールなどを紹介。動物学者の今泉忠明氏が監修を務め、ニホンザルの生態を学べる内容となっている。

 本書は、2020年に市川市と市進ホールディングスのグループ会社が締結した「包括連携協定」に基づき、子どもたちへの学びの提供を目的として制作。
完成した書籍は市進ホールディングスから市川市内の学校図書館などへ寄贈され、売上の一部はGakkenから市川市(市川市動植物園)へ寄付される。

 市川市動植物園課長・安永崇氏は「パンチに関する書籍のご要望の声をたくさんいただきましたが、Gakken様、市進ホールディングス様のご協力で、このような素敵な形になりましたことをうれしく思います。 児童書の枠にとどまらず、大人も楽しめる構成になっています。多くの方に読んでいただけることを願っています」とコメントしている。
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