闘病中に映画を観て見せた笑顔 兄が残した「病気治ったらまたお芝居頑張るわ」

 タレントの武井壮(53)が、ABEMAのニュース番組『ABEMAエンタメ』の独自企画「Re:MAKE~拝啓、あの頃の君へ~」に出演。24歳で亡くなった兄・情さんへの思いと、自身の人生を変えた出来事を語った。


 幼少期から兄と支え合って暮らし、学業とスポーツに打ち込んでいた武井。しかし、当時15歳だった兄が「芸能人になる」と宣言したことで、兄弟の関係に変化が生じたという。

 武井は「何を言ってんだ。夢みたいなことを言って、芸能人になるってそんなのできるわけないだろ」と、兄の夢を否定していた過去を回顧。「自分への焦りをぶつけていた感じかもしれない」と振り返った。

 その後、兄が舞台やドラマに出演するようになると、関係も次第に変化。「小さかった頃、大好きだったお兄ちゃんがもう1回戻ってきたような気になって、うれしかった」と明かした。

 一方、武井が大学で十種競技に打ち込んでいた頃、兄が末期がんを患っていることが判明。病院へ駆けつけ、闘病中の兄と映画『メジャーリーグ2』を観た際には、「今まで見たことがないくらい楽しそうに笑っていた」という。鑑賞後に兄が「俺、病気治ったらまたお芝居頑張るわ」と語った姿が、今も忘れられないとした。

 その後、兄は24歳で他界。武井は「そこからの人生は、自分だけの人生では確実になくなった」といい、自身の好きなスポーツと、兄が愛したエンターテインメントを重ねて生きることを決意した。


 さらに「50代になったら、兄貴がやりたかったお芝居を俺が代わりにやってやろう」と、現在の俳優活動にもつながる目標を明かした。
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