味の素(東京)による「五季そうさまプロジェクト」。近年の気候変動の影響で9月から10月上旬にかけても真夏のような暑さが続くようになったことから、“長引く夏”を新たな「五番目の季節=まだなつ」と名付け、食を通じてこの時期を快適に、前向きに過ごすための提案を行う取り組みだ。
「まだなつ」の時期は、暦上は秋でも、気温は夏のような暑さであることから、料理モチベーションの低下や食欲の低下が懸念されること、また秋の食材を暑い日にどのように楽しんだらよいのか分からないという新たな課題に着目。この時期ならではの新たな食の楽しみ方を提案する、料理人・東山広樹さん監修の乗り切る48品のレシピを紹介している。
「まだなつ」の時期に出回る秋食材を暑い日でも作りやすく、食べやすく調理したレシピや、マンネリ化が起きやすい夏の定番メニューや食材をアレンジしたレシピなどを掲載。具体的には、「まだなつ」の時期に生産量が増える旬の「黄柚子」を「そうめん」と組み合わせ、暑い時期でも食べやすいように工夫した「黄柚子のそうめん」や、最近は手に入りづらくなっているサンマを缶詰で代用し、秋の味覚を感じられる「サンマのう巻き風」、さらには夏野菜と秋野菜の新たな出会いから生まれた「野菜たっぷり冷やし中華」などを紹介している。どれもが、粉末だしなど自宅にある調味料で簡単に作ることができる。
レシピ監修者の東山広樹さんは、株式会社「マジでうまい」(東京)代表取締役で、餃子定食専門店「餃子の肉太郎」店主、汁なし担々麺専門店「タンタンタイガー」の創業者。会員制レストランを主宰、食品会社&飲食業のレシピ開発などを行っている。年間400軒超の飲食店を食べ歩きし、料理のおいしさをとことん追求。“日本一マニアックな料理ブログ”「Cooking Maniac」も運営している。X(@h_gashiyama)のフォロワー数は7万4000人超(2025年7月現在)。
東山さんは、「『暑くて料理のやる気が出ない!』、そんな気持ちをガラッと前向きに変えてくれるレシピをたくさん作りました!“時短”、“簡単”はもちろん、“なるべく火を使わない”ことも追求した便利なテクニック満載。