【QRコードを用いたホームドア開閉制御システム】
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国土交通省の発表(3)によると、ホームドアの優先整備の対象としてきた1日あたりの平均利用者数が10万人以上の駅のホームドアの整備状況は、コストや車両の扉位置が揃っていない等の課題により、2018年度末時点での整備済み番線数が353番線/1219番線にとどまっています。こうした中で、新型QRコード(tQR(R))を採用した本システムは、1編成ごとに搭載される通信制御機器の代わりにQRコードと駅ホームのスキャナーを用いるため、設備費用の低減と工期の短縮が可能です。また、tQRコードを車両に貼り付けるだけなので、車両本体の改修工期も削減できます。
神戸市営地下鉄三宮駅では、2018年3月3日からホームドアの運用を開始していました。これまでのシステムでは、乗務員が車両ドアとホームドアを別々に手動で開閉していましたが、車両ドアに貼り付けたQRコードを駅ホームのスキャナで読み取り連動して開閉する本システムの導入により、車両側ドアの制御のみでホームドアの連動開閉が行えるようになり、乗務員の業務負荷低減を実現しました。また、車両改修における費用や期間も、従来の開閉制御システムと比較し、コスト削減を実現したほか、工期も短縮できました。
神戸市交通局では、今後の可動式ホーム柵についても同システムの採用を検討しています。デンソーウェーブはこれからも、社会の利便性向上に向けて自社の技術で貢献してまいります。
*1 QRコード(R)、tQR(R)は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
*2 2020年2月、デンソーウェーブ調べ。
*3 令和元年7月31日国土交通省発表「ホームドアの更なる整備による全ての利用者の安全性向上を目指して」より。
(注)ニュースリリースに記載されている内容は報道発表日時点の情報です。
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