株式会社キノファーマ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:黒石眞史、以下「キノファーマ」)は、開発中の子宮頸部異形成治療薬(以下、本剤)のヒトでの有効性を確認する1/2相臨床試験を韓国にて開始いたしましたのでお知らせします。
子宮頸部異形成は子宮頸がんの前段階であり、発症の原因のほとんどはヒトパピローマウイルス(以下、HPV)の持続的な感染によるものです。
重度の子宮頸部異形成の場合は、手術による部分切除等が治療の第一選択となりますが、手術による影響として切迫早産の傾向が出ることが報告されています。軽度および中等度の子宮頸部異形成の場合は自然治癒することも多く経過観察が基本となりますが、現在において HPV を排除することを目的とした薬物療法が無いことから、罹患している女性の不安の払拭には至っておりません。
本剤は新規抗ウイルス作用機序にてHPVの増殖を抑制することが実験モデルで確かめられています。子宮頸部異形成の患者に投与することにより、子宮頸部からのHPV感染排除ならびに組織の改善を目指し、子宮頸部組織の切除や子宮頸がんへの進展を未然に防ぐ治療を目指します。
<キノファーマについて>
キノファーマは、京都大学との産学連携で医薬品の研究開発に取り組んでいる大学発ベンチャーです。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ