超小型人工衛星を用いた新しい宇宙利用を開拓する東大発宇宙ベンチャーASTROFLASHがエンジェルラウンドの資金調達を実施

資金調達に伴い実証実験機となる初号機の開発を本格化 株式会社ASTROFLASH（本社：東京都文京区本郷４丁目１−３明和本郷ビル７階、代表取締役：勝山杜都、以下「ASTROFLASH」）は、株式会社ゼロワンブースター、KDパートナーズ合同会社、その他個人投資家複数名などを新規引受先とするJKISS型新株予約権と銀行融資により資金調達（金額は非公開）を実施しました。今回の資金調達によりASTROFLASHは宇宙を身近にする新たな宇宙利用の実現に向けて事業を加速させて参ります。[画像: https://prtimes.jp/i/59937/2/resize/d59937-2-108320-1.jpg ]1．資金調達の概要と目的 ASTROFLASHは日本の超小型人工衛星技術をリードしてきた東京大学中須賀船瀬研究室発の宇宙スタートアップです。今後の宇宙産業の発展には市場の裾野を拡大する新たな宇宙利用の実現が必要不可欠になります。ASTROFLASHは全ての人にとって宇宙を身近にすることをミッションとし、これまでの人工衛星よりはるかに安価で手軽な超小型人工衛星（CubeSat）を活用した新たな宇宙利用を実現することで、日本と世界の宇宙産業の拡大と発展に貢献します。 今回の資金調達はASTROFLASHが2022年頃に予定している初号機「視覚で楽しむ衛星（仮称）」の打ち上げに向けて開発を加速させるものです。本事業は令和2年度 産業技術実用化開発事業費補助金や東京都ものづくりベンチャー育成事業の支援を受けており、それらの補助事業と合わせて初号機開発に万全の体制を期しています。また、ASTROFLASHは今後の事業拡大を見据えて引き続き調達活動を継続していきます。２．初号機「視覚で楽しむ衛星」と今後の展望について ASTROFLASHは多くの人が体感できる新たな宇宙利用の実証として、初号機「視覚で楽しむ衛星」を2022年に打ち上げることを目指しています。初号機は３Uサイズ（10x10x30cm；重さ4kg）のCubeSatで、光源装置を搭載することで地上から肉眼で明るく見えるよう運用されます。衛星は世界中の都市へ明るさ最大-2等級以上の光を届けながら、その色や明るさをユーザーがスマートフォンなどでリアルタイムでコントロールすることができます。ASTROFLASHは「視覚で楽しむ衛星」の実現により、宇宙とつながる体験を多くの人に提供することを目指します。なお、本衛星は天文観測の妨げにならないよう、特定の地域でのみ視認されるよう運用されます。 ASTROFLASHは初号機の開発を進めると共に、「視覚で楽しむ衛星」のグローバルな活用を利用したPRなどを行うスポンサー企業を募集しています。衛星の命名権や運用方法をはじめとし、衛星を用いた様々なプロモーションについても調整することが可能です。 また、初号機で実証した技術を用いて将来的には複数機でのフォーメーションフライトを行い、見える人工衛星の表現の幅を広げることを検討しています。これにより宇宙エンターテインメント事業を拡大させていくとともに、CubeSat技術によって可能となる新たな宇宙利用を開拓していきます。３．主な引受先からのコメント◎株式会社ゼロワンブースター様宇宙領域への投資は、弊社としてもチャレンジングな投資判断でしたが、宇宙少年のような勝山さんと共同創業者の檜枝さんの『宇宙を、もっと身近に。』というビジョンに共感し、ご支援させて頂くことになりました。 これから宇宙を目指す勝山さん達が一日でも早く夢に到達できるよう、全力でサポートして参りたいと思います。◎小出斉様（KDパートナーズ合同会社代表）ASTROFLASHは、イノベーションで宇宙利用を身近にするというミッションの元、昨年創業された若いスタートアップです。代表の勝山さんは高校時代からスペースバルーンの打ち上げを成功させ、東大の宇宙技術を吸収した気鋭のアントレプレナーです。全ての人が実感できる宇宙利用を創り、宇宙産業の発展に貢献する。そんなビジョンに共鳴して応援していきます。【令和2年度 産業技術実用化開発事業費補助金（宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業）について】超小型衛星の設計製造、宇宙用部品・コンポーネントの改修、超小型衛星の運用、その他軌道上実証に要する経費に対して、補助金を交付する事業を通じ、我が国の中小・ベンチャー企業等の民生分野の優れた技術を活用した低価格・高性能な宇宙用部品・コンポーネントが、国内外の小型衛星市場に参入し、国内の宇宙機器産業の持続的な発展を促す事業です。（経産省HPより）【東京都ものづくりベンチャー育成事業（Tokyo Startup BEAMプロジェクト）について】東京都やVC、都内製造事業者などが連携し、ものづくりベンチャーの成長を技術・資金・経営の面でサポートする東京都主催のプログラムです。【ASTROFLASHについて】企業名：株式会社ASTROFLASH代表者：勝山杜都所在地：東京都文京区本郷４丁目１&minus;３明和本郷ビル７階設立：2019年11月事業内容：・超小型人工衛星の設計開発・運用・超小型人工衛星を用いたサービスの提供HP：https://www.astroflash.co.jp/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ