「Microsoft Azure」に対応した「サイバネットCAEクラウド」最新バージョン3.0を2021年1月より提供開始

CAE技術者の新しい働き方をサポート！「Microsoft Azure」追加採用により、高速かつ柔軟なクラウド計算環境が利用可能になります。サイバネットシステム株式会社（本社：東京都、代表取締役 社長執行役員：安江 令子、以下「サイバネット」）は、サイバネットが販売・開発・サポートする、CAEソフトウェアによるシミュレーションを高速に実行するためのクラウドコンピューティング環境「サイバネットCAEクラウド」の最新バージョン3.0の提供を2021年1月1日（金）から開始することをお知らせします。最新バージョンでは、日本マイクロソフト株式会社（本社: 東京都、以下「日本マイクロソフト」）と富士ソフト株式会社（本社：神奈川県、代表取締役：坂下 智保、以下「富士ソフト」）の協力のもと、日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure（マイクロソフトアジュール）」の仮想マシンを利用した計算が可能になりました。[画像: https://prtimes.jp/i/4714/395/resize/d4714-395-889395-0.png ]CAEソフトウェアを利用した業務では、繁忙期には不足する計算リソースが閑散期では余剰するといった「リソースの最適化」が課題となっています。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止策などのBCP対策（Business Continuity Plan：事業継続計画）の一環として、在宅勤務などのテレワークへの取り組みも求められています。今回のMicrosoft Azure対応により、必要なときに必要な計算リソースを利用できる環境を、より柔軟に提供できるようになりました。また、Microsoft Azureが提供する豊富な仮想マシンの選択肢により、複雑化・多様化が進むシミュレーションの内容に合わせて、最適な計算環境を構築可能になりました。サイバネットは「つくる情熱を、支える情熱。」をブランドメッセージとして掲げています。今後もCAEソフトウェアの計算環境の改善・高性能化を進め、より多くのお客様の製品開発にかける情熱を支援していきます。=======================新バージョンで追加・強化された機能=======================Microsoft Azure対応：高速かつ柔軟なクラウド環境により、解析内容に最適な計算環境を選択可能に&bull; 多様な仮想マシンにより、解析内容に最適なCPUコア数とメモリ容量を選択可能シミュレーションの複雑化に伴い、求められる計算環境も多様化しています。Microsoft Azureが提供する豊富な選択肢により、解析内容に合ったCPUコア数とメモリ搭載量の組み合わせを柔軟に選択できます。&bull; InfiniBandによる高速なデータ通信クラスタのノード間に高速通信可能なInfiniBandが利用できます。データ通信による遅延が少なく、計算時間の短縮に貢献します。&bull; 柔軟な価格体系で提供柔軟な価格体系の中から、解析規模や予算など目的に合ったものを選択可能です。その他の追加・強化された機能今回の最新バージョンでは以下の機能強化や追加が行われています。&bull; ユーザー管理画面で、OpenVPN（※１）のユーザー別接続ファイルを発行および失効できるようになりました。これにより、VPN（※２）での接続管理がより簡単になります。&bull; 既存の仮想マシンではHyper Thread（※３）がオンの状態でしか利用できませんでしたが、CAEソフトウェアではHyper Threadがオフの状態で計算を実行したいというニーズが高いため、Hyper Threadのオン／オフを初回仮想マシン起動時に選択可能になりました。&bull; 管理画面で管理者しか確認できなかった、ユーザー一覧や利用料金を一般ユーザーでも確認可能になりました。=======================関係者のコメント=======================日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 副事業本部長 業務執行役員サービスパートナービジネス統括本部 統括本部長 近藤 禎夫 氏日本マイクロソフトは、サイバネットシステム様がMicrosoft Azure 東京リージョン上でCAE解析エンジニア向けに最適化されたクラウド環境「サイバネットCAEクラウド」のサービスの提供開始を心より歓迎いたします。本サービスによって、お客様がサイバネットCAEクラウドから直接かつ簡単にMicrosoft Azure に解析ジョブを投入し、ハードウェアを用意しなくても即時に解析結果が得られるようになります。さらに、より大規模で複雑なモデルを迅速かつ容易に解析が可能になり、コロナ禍においてもリモート環境で飛躍的な生産性の向上を実現することができます。今後も日本マイクロソフトは、サイバネットシステム様と連携し、クラウドを活用したCAE のデジタルトランスフォーメーションとお客様のビジネスの成長に貢献して参ります。富士ソフト株式会社 取締役 常務執行役員 営業本部長 白石 善治 氏この度のCAE 解析エンジニア向けクラウドサービス、「サイバネットCAEクラウド」における新サービスの提供開始を心より歓迎いたします。サイバネットシステム株式会社のCAEソリューションにおける豊富な実績と、富士ソフトの業務系からクラウド化のノウハウを組み合わせ、両社共同での販売体制を強化し、お客様へのデジタル化を推進して参ります。=======================サイバネットCAEクラウドとは=======================サイバネットCAEクラウドは、長年に渡りCAEソフトウェアの販売・サポートを通して培ったノウハウをもとに構築した、設計・解析技術者のためのクラウド版CAE環境です。クラウド技術者がいない環境でも直感的な操作が行えるGUI、CAEとクラウドを熟知した技術者の一貫したサポートなど、サイバネットならではのクラウド環境をご提案します。&bull; 専門知識を必要としないクラウド環境を提供直感的に操作できるGUI（CAEポータル）で、サーバーの起動・終了の他、サーバーの新規作成や構成変更などが容易に行えます。&bull; 高速リモートデスクトップで快適な操作環境を実現クラウド上のCAEソフトウェアの画面を、高圧縮しクライアントへ送信することで、クラウド環境でも快適な操作環境を実現します。&bull; コラボレーション機能で、遠隔地のメンバーとのコミュニケーションをサポート遠隔地のメンバーとも同じ操作画面を閲覧・共有可能です。設計者・解析者の拠点間をまたいでの共同作業、会議やトレーニングを可能にします。サイバネットCAEクラウドの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。https://www.cybernet.co.jp/caecloud/--------------------------------------------------------------【注釈】※１：OpenVPN：クラウドサーバーとクライアント間で暗号化されたトンネルを作成するためのオープンソースのVPNソフトウェア。※２：VPN：「Virtual Private Network」の略であり、複数ユーザーが共用する公衆回線で、専用線と同様のセキュアな接続を仮想的に実現するために用いられる。※３：Hyper Thread：一つのプロセッサコアを疑似的に二つに見せかける技術。--------------------------------------------------------------日本マイクロソフトについて日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.（地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする）」を企業ミッションとしています。日本マイクロソフト株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。https://www.microsoft.com/ja-jp富士ソフトについて富士ソフト株式会社は、1970年創立の独立系ITソリューションベンダーです。自動車やFA、電子機器等の組み込み系ソフトウェアの開発や、金融、製造、流通、文教等における業務系システム開発の2本柱を主軸に、最先端の技術ノウハウ、トータルなインテグレーション力、ハードウェアとソフトウェア技術を組み合わせたプロダクト開発力を強みとする企業です。昨今は、AI、IoT、Security、Cloud、Robot、Mobile/Automotiveを「AIS-CRM（アイスクリーム）戦略」として重点的に取り組み、お客様の付加価値向上を目指しています。当社はICTを駆使して社員の柔軟な働き方を推進するとともに、その技術とノウハウを活かしてお客様の働き方改革推進を支援します。富士ソフト株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。https://www.fsi.co.jp/サイバネットについてサイバネットシステム株式会社は、CAEのリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。またICT分野では、最新のセキュリティソリューションのみならず、企業のセキュリティ向上に欠かせないIT資産管理ツールやIT運用管理ツールを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。ブランドメッセージは「つくる情熱を、支える情熱」。日々、多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様に、「まずはサイバネットに聞いてみよう」と思っていただける企業を目指しています。サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。https://www.cybernet.co.jp/※Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。※記載されている会社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。---------------------------------------------------------------本件に関するお問い合わせ先：サイバネットシステム株式会社---------------------------------------------------------------■ 内容についてITソリューション事業部／谷本E-MAIL：caecloud@cybernet.co.jp■ 報道の方はコーポレートマーケティング部／新留E-MAIL：prdreq@cybernet.co.jp■ 投資家の方はIR室／目黒E-MAIL：irquery@cybernet.co.jp企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ