20歳と、その親世代である50歳のメンタルヘルス観の比較調査

株式会社Hakali(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長 小川 晋一郎、以下 Hakali)の提供するメンタルウェルネス・アプリ「Awarefy」は、「新成人のメンタルヘルス」についてアンケート調査を実施しました。

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2022年1月10日(月)は「成人の日」。

これに合わせ、今年度新成人となる102名(以下「20歳」)と、その親世代にあたる、今年度50歳となる102名(以下「50歳」)に対して、メンタルヘルス観のアンケート調査(※1)を実施しました。


■ サマリー

調査結果1:20歳は日頃のメンタルケアを積極的に行っている
「日頃、メンタルケアをしているか?」を問う設問では、20歳で「している(47.1%)」と回答した人の割合は、50歳で「している(39.2%)」と回答した人の割合よりも、1.2倍多い結果となりました。

調査結果2:一方で、20歳はメンタル不調時に「人に相談する」ことへの抵抗感が強い
「メンタル不調時に、人に相談することに抵抗があるか?」を問う設問では、20歳で「抵抗がある(51.0%)」と回答した人の割合は、50歳で「抵抗がある(42.2%)」と回答した人の割合よりも、1.2倍多い結果となりました。

調査結果3:コロナ前と比べ、日頃の気分が「良くなった」と回答した人の割合は、20歳の方が多い結果に
「コロナ前と比べて気分はどう変化したか?」を問う設問では、20歳で「良くなった(16.7%)」と回答した人の割合は、50歳で「良くなった(6.9%)と回答した人の割合よりも、2.4倍多い結果となりました。

まとめ
20歳は、その親世代である50歳と比べてメンタルケアを積極的に行う一方で、メンタル不調時に「人に相談する」ことへの抵抗感は強く、半数を超える人が「抵抗感がある」と回答する結果となりました。
この結果から、若い世代のメンタルケアへの関心は高いと言えますが、その方法は自分で完結するセルフケアが多くなっており、「一人で抱えて一人で解決する」やり方が増えている傾向が伺えました。



■ 調査結果1:20歳は日頃のメンタルケアを積極的に行っている

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「日頃メンタルケアをしているか?」を問う設問では、20歳で「している(47.1%)」と回答した人の割合は、50歳で「している(39.2%)」と回答した人の割合を8ポイント上回り、1.2倍多い結果となりました。

また、「具体的にどのようなメンタルケアをしているか?」を問う設問では、20歳と50歳どちらについても、大きく分けて、「趣味等で気分転換する方法」と、「人に相談する方法」の二種類が回答されていました。

<趣味等で気分転換する方法>

自分の好きなことをして(音楽を聴く、寝る等)外の世界をシャットアウトする(20歳・女性)
サウナに行ったり、恋人と遠出したりして気持ちをリフレッシュさせています。(20歳・男性)
趣味が釣りなのですが、休日に1人で近所にある河川に釣りに行く事です。何も余計な事を考えずに没頭出来るのでメンタルが自然とケア出来ています。(50歳・男性)
旅行のプランを立てるなどできるだけ楽しいことを考える。
(50歳・女性)


<人に相談する方法>

心を許している人に相談する(20歳・男性)
友人に相談したり愚痴を聞いてもらったりします(20歳・女性)
とりあえず同じ職場の人に聞いてもらう。(50歳・女性)
毎晩妻と晩酌をして誤魔化しています。(50歳・男性)


■ 調査結果2:一方で、20歳はメンタル不調時に「人に相談する」ことへの抵抗感が強い

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「メンタル不調時に、人に相談することに抵抗があるか?」を問う設問では、20歳で「抵抗がある(51.0%)」と回答した人の割合は、50歳で「抵抗がある(42.2%)」と回答した人の割合を9ポイント上回り、1.2倍多い結果となりました。
「調査結果1」より、「20歳はメンタルケアを積極的に行っている」ことを踏まえると、20歳は50歳よりも、「人に相談する」以外の方法でケアを行っていることが考えられます。

また、「日頃、どんな瞬間に気分が落ち込むか?」を問う設問では、50歳が「仕事や家庭の具体的な課題に遭遇した時」を挙げている一方で、20歳は、「人と自分を比較した時」を多く挙げている傾向が見られました。こうした、20歳の落ち込み要因が「人との比較」に多いことも、「人に相談する」ことへの抵抗感の理由として想像されました。


<20歳:「日頃、どんな瞬間に気分が落ち込むか?」に対するコメント>

インスタグラムを見てキラキラしてる人と比べたときに落ち込むことが多い。(20歳・女性)
学友に比べ才能がないんじゃないかと考えた時(20歳・男性)
友人関係の悩みや将来不安。(20歳・男性)


<50歳:「日頃、どんな瞬間に気分が落ち込むか?」に対するコメント>

親の介護のことで問題発生したとき(50歳・女性)
子供に反抗的な態度をとられたり、親のいうことを一切聞いてくれないとき。(50歳・女性)
同居してる親の健康状態がすぐれない時。(50歳・男性)


■ 調査結果3:コロナ前と比べ、日頃の気分が「良くなった」と回答した人の割合は、20歳の方が多い結果に

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「コロナ前と比べて気分はどう変化したか?」を問う設問では、20歳で「良くなった(16.7%)」と回答した人の割合は、50歳で「良くなった(6.9%)と回答した人の割合を10ポイント上回り、2.4倍多い結果となりました。

「良くなった」と回答した人の理由としては、在宅勤務やオンライン授業が普及した影響で「自分の好きなことに割ける時間が増えた」といった声が挙がっており、20歳の中には、コロナ禍でむしろ過ごしやすくなったと感じている人も一定数いることがわかりました。
年代によるこの差は、リモート環境への抵抗感の有無も影響していると考えられます。

<20歳:コロナ前と比べて気分が「良くなった」人のコメント>

1人で考える時間が色々できたので、今までよりは気分が良くなりました。(20歳・女性)
在宅で仕事をすることが増えて、趣味など自分の好きなことに割ける時間が増えたから。(20歳・女性)
人付き合いが苦手なのでちょうどよかった。とても気が楽。リモート授業は移動時間が不要なため、充実した生活を送れているから。
(20歳・男性)
大学の授業がオンラインになったので単位が取りやすくなったから(20歳・男性)


※1「メンタルヘルス観に関するアンケート」調査概要
調査方法:インターネット調査並びに自社アンケート
調査集計期間:2021年12月18日~2021年12月27日
有効回答数:2021年度20歳となる方(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)102名、2021年度50歳となる方(1971年4月2日~1972年4月1日生まれ)102名


■ 調査背景

Hakaliでは「誰もがウェルネスを感じられる社会をつくる」というビジョンを掲げ、心の健康を支えるメンタルウェルネス・アプリ「Awarefy」を提供しています。

その他、ビジョン実現に向けた取り組みの一環として、様々な切り口でのアンケート調査も行なっております。

今回は2022年1月10日(月)の成人の日に合わせ、「新成人のメンタルヘルス」に関するアンケート調査を実施致しました。

今後も多様な切り口で、メンタルウェルネスについての調査・考察を進めて参ります。


■ Awarefy とは

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Awarefy は、「感情と行動の記録で、マインドフルな日々を増やす」をコンセプトにした、スマートフォンアプリです。App Store および Google Play ストア で公開中です。


AppStore:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id1513802951
GooglePlay:https://play.google.com/store/apps/details?id=app.awarefy.awarefyapp


<Awarefyの具体的な機能の例>
・日々の感情やコンディションを記録し、自分の感情や状態を見える化
・自分にあったストレス対処法やセルフケアを見つけられる
・毎週届く週間レポートを元に、自分でも知らなかった思考や感情の傾向に気づく
・マインドフルネスインストラクターや公認心理師が執筆・監修したオーディオガイド
・「人生で大切にしたいこと」の発見と、それに沿った日々の行動をサポート
・「自分自身と良好な関係を築けているか」を測る、セルフ・リレーションシップ測定機能


■ 株式会社Hakaliについて
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Hakali は、「心の健康を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームを実現する」をミッションに、Awarefyの企画・開発・運営を行っています。今後、Awarefy を通じてユーザーに価値を提供するべく、アプリの機能拡充にとどまらず、さまざまな事業展開を行ってまいります。

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*運営するWebメディア「ニューロマインド」では、臨床心理士や医学博士といった専門家による、学術的なインタビュー記事も多数掲載しています。(テーマ例:社交不安症、不眠、PTSD、HSP)

脳と心のメンタルウェルネス・マガジン「ニューロマインド」:https://neuromind.jp/


■ 本件に対するお問い合わせ先
株式会社Hakali 田中
Email:support@awarefy.app
URL:https://www.awarefy.app
企業URL :https://hakali.co.jp

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