コモンズ投信とリディラバが業務提携。投資額100億の「コモンズ・インパクトファンド」における社会的インパクト評価を、リディラバが全面バックアップ！

こぼれ落ちる社会的価値を資本主義経済につなぎ直す新たな取り組み。リディラバとコモンズ投信が、社会課題と投資への知見を掛け合わせ、持続可能な社会を創る動きを加速。株式会社Ridilover（以下「リディラバ」、代表取締役：安部敏樹）とコモンズ投信株式会社（以下「コモンズ投信」、代表取締役社長：伊井哲朗）は、業務提携を行い、かんぽ生命株式会社がアセットオーナー、コモンズ投信がアセットマネージャーとなる機関投資家向けファンド「コモンズ・インパクトファンド」（以下「本ファンド」当初設定金額100億円）において、社会的インパクトの設定、評価に取り組みます。リディラバは、これまでの実績を元に、社会的価値を幅広く多角的に捉え、本ファンドが真の社会的インパクトを導出できるよう支援して参ります。[画像1: https://prtimes.jp/i/46389/48/resize/d46389-48-15df675d36839939ae72-0.png ]【取り組みの背景】 昨今のSDGsやESG投資では、従来の投資尺度である「リスク」「リターン」に加えて「社会的インパクト」を重視する考え方が注目されています。この「社会的インパクト」は、企業の利益やキャッシュフロー以外の非財務情報に分類され、国際的にも情報開示の枠組みが議論されるなど、動きがより顕著になっています。 一方で「社会的インパクト」の評価は、定量化できない要素や定義が定まっていない要素も考慮に入れる必要があるなど、その難易度は高くなります。結果として、CO2削減のような、既に定量化の手法が確立されていたり、定義が確定しているテーマは、評価が定まりやすく、優先的に投資対象になりやすい状況が生み出されています。また仮に、定量化しにくい取り組みが投資対象となったとしても、そのわかりにくさゆえに「社会的インパクト」は過小評価されやすく、「リスク」「リターン」に偏った総合評価となってしまいます。 しかし本来、どの社会課題により多くリソースを割くか、優先度高く取り組んでゆくべきかは、社会全体と個別の課題との関係性も含めて総合的に判断されるべきであり、「わかりやすさ」や「投資のし易さ」だけで決まるものではありません。私たちリディラバは、これまで400種類以上の社会課題のテーマを多様な事業で扱ってきた実績を元に、本ファンドにおいて定量化が困難な要素の重要性にも着目し、評価を検討します。このように社会的価値をより幅広く多角的に捉えることで、「コモンズ・インパクトファンド」が真の社会的インパクトを導出できるよう、支援して参ります。【「コモンズ・インパクトファンド」について】かんぽ生命株式会社からのリリース：https://www.jp-life.japanpost.jp/information/press/2022/abt_prs_id001795.htmlコモンズ投信株式会社からのリリース：https://www.commons30.jp/company/info/2022#767この業務提携に当たり、社会課題の解決、社会インパクトの創出に向けて、「投資」が果たせる役割は何か。コモンズ投信株式会社代表取締役社長 兼 最高運用責任者の伊井哲朗氏と、リディラバ代表の安部が語るオンラインイベントを以下に企画しています。ご関心のある方はぜひ参加いただければと思います。[表: https://prtimes.jp/data/corp/46389/table/48_1_64cc4a03927fccf743d3308b7ac2b925.jpg ]【コモンズ投信株式会社：伊井哲朗社長からのコメント】[画像2: https://prtimes.jp/i/46389/48/resize/d46389-48-0a0b3c03d5f2bfd6b53b-1.jpg ]コモンズ投信は、創業以来、持続可能な社会を創るための資金循環において、経済的なリターンと社会的なリターンが必要と考え、長期投資ファンドの運用と社会起業家への寄付の活動を行ってきました。そして、こうした取り組みの先に、この度のインパクトファンドがあります。当ファンドでは、社会課題の解決に取り組むことで事業価値を向上させていく企業に長期的な視点で投資を行いますが、その際には、非財務情報となるその取り組みの見える化が大切になります。一方で、取り組む社会課題の数値的な目標設定や取り組み状況の数値化などは、容易ではありません。そこで、社会課題の現場と深い接点を構築されてこられた株式会社Ridiloverさんの知見を当ファンドに取り入れていくことにいたしました。リディラバさんとの共創をとても楽しみにしております。【株式会社Ridilover：代表取締役 安部敏樹からのコメント】[画像3: https://prtimes.jp/i/46389/48/resize/d46389-48-b7b5478c235cbbbfa5bd-2.jpg ] 資本主義経済はマネーゲームと揶揄されるような行き過ぎた負の側面がある一方で、効率的に価値を届け拡大再生産できるという大きな利点も持っています。この利点をもっと社会課題解決の分野に活かすことができれば、解決スピードのギアは、今より数段上がり、より多くの人を問題解決に巻き込めます。2008年の創業から一貫して社会と向き合われてきたコモンズ投信社とともに、社会的インパクトの実現を目指していけることを嬉しく思います。【コモンズ投信とは】「未来志向の日本人が全国から、長期投資を通じて最良な企業と出会える場を提供すれば、持続的な価値創造が可能になる」、そんな想いを持ったメンバーが集まり、誰もが国や社会に頼らず「じぶん年金」や「こどもの教育資金」など将来のための資産づくりが行える長期投資の運用会社として設立されました。コモンズ投信が実践する投資は、長期・厳選・対話による価値の共創です。今後もお仲間の皆さまからお預かりした大切な資金によって投資先企業をしっかりと支え、対話することで次世代に続くよりよい未来につながる価値を共創していきます。■公式ホームページhttps://www.commons30.jp/【リディラバとは】リディラバは「社会の無関心の打破」を理念として、2009年に設立、後に法人化しました。現在は教育旅行事業、企業研修事業の他、社会課題解決に向けた資源投入を行なう事業開発・政策立案事業などを展開。特に2018年からは、問題に関わる人びとへの取材や調査をもとに、問題を構造的に、分かりやすく伝え、より多くの人に関心を持ってもらうWebメディア「リディラバジャーナル」や、社会問題について知り、理解を深め、議論するオンラインサロン「リディ部」などメディア事業も手掛けています。このような事業を通じ、設立以来13年間、400種類以上の社会課題のテーマを扱っています。＜会社概要＞社名：株式会社Ridilover設立：2013年所在：東京都文京区本郷3-9-1 井口ビル2階URL：https://ridilover.jp/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ