長距離ワイヤレス給電(AirPlug(R))技術の社会実装を実現するエイターリンク三菱地所運営の大手町ビル内にて竹中工務店と共同で長距離ワイヤレス給電（AirPlug(R)）の実証実験を開始

～デスク裏の温度を基準に温度設定する空調～米・スタンフォード大学発のスタートアップ・ベンチャーであり、ワイヤレス給電によって配線のない“デジタル社会”の実現を目指すエイターリンク株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：田邉勇二、岩佐凌、以下エイターリンク）は、三菱地所株式会社とSAPジャパン株式会社が運営する大手町ビルInspired.Lab内にて4月20日から7月末まで、株式会社竹中工務店（本社：大阪市、取締役社長：佐々木正人、以下竹中工務店）と共同でワイヤレス給電空間の実証実験を実施しております。今回の実証実験では、当社が世界に先駆けて実用化に成功した長距離ワイヤレス給電技術（AirPlug(R))を、三菱地所が手がけるオープンイノベーションのためのコラボスペース Inspired. Lab内のDesign Thinking Space（150平米）のダクトレールに設置。デスク裏に設置した小型環境センサー［温湿度・照度・CO2センサー］をワイヤレス給電により稼働させ、このセンサーと空調機を連携。オフィス内をより快適にすることで、生産性の高いオフィス創りを目指しています。[画像1: https://prtimes.jp/i/71264/10/resize/d71264-10-d33f54778ebce1ab7417-0.jpg ]左から三菱地所 李様、エイターリンク代表取締役 岩佐、加藤木、竹中工務店 松岡様AirPlug(R)実証実験の背景オフィス空調の基準となる温度データは、通常、天井付近にある空調機内部や壁のサーモなどで計測していますが、同じ室内でも室内発熱や窓周辺など建物外部との熱のやり取りで室内温度には差が生じています。こうした現状からビルの改善要望の80%は空調に起因したものと言われています。机や椅子などの見えない箇所に、当社のワイヤレス給電対応センサーを導入することで、人が座る高さの温度制御へ反映して、ビル内で過ごす方が快適に生産性を高められる空間の実現を目指します。 AirPlug(R)が提供するソリューションエイターリンク株式会社の技術は、最大17ｍ以上離れた箇所からの給電が可能であり、天井付近に設置したワイヤレス給電送信機から、デスクや椅子など人の近くに設置した小型環境センサーへの給電が可能なことから、より体感に近い形での環境データを取得することが可能です。特にデスクや椅子などはレイアウト変更により頻繁に移動する可能性があることから配線は難しく、バッテリー交換も大きなコストとなるため、ワイヤレス給電によって一括に多量のセンサーを給電することが望まれています。また、フリーアドレス化により「人の位置情報把握」も大きなニーズがあり、社員証に搭載したビーコンにもワイヤレス給電が可能です[画像2: https://prtimes.jp/i/71264/10/resize/d71264-10-42a66e6d4dfe9bc062d1-1.jpg ]当社AirPlug(R)送信機と受信センサー（開発者：代表取締役CTO 田邉）AirPlug(R)が実現すること私たちはAirPlug(R)で取得した空間データを使って、ビルマネジメント業界に新たな価値を提供することを目指しています。より詳細な空間データを見える化させることで空調や照明をパーソナライズしたり、さらには入居者のバイタルデータから集中度や体調を可視化し、オフィス作業効率向上の示唆を導き出したりすることができます。[画像3: https://prtimes.jp/i/71264/10/resize/d71264-10-ea67790c52fbae8ad564-2.png ]センサーデータの空調連携の概念図（ワイヤレス給電センサーのデータは、電力送信機にフィードバックし、空調機器へ連携される。）関係者コメント竹中工務店 松岡様[画像4: https://prtimes.jp/i/71264/10/resize/d71264-10-70587e8e20d08f67d4ff-3.jpg ]エイターリンクのワイヤレス給電技術は、建築分野のニーズに合致した性能と実用性を備えていることが、今回の実証で改めて確認できました。とりわけオフィス環境できめ細やかなセンシングをする為に、この技術は画期的でブレイクスルーをもたらすと確信しています。より高機能な建築空間を実現したいとご要望される弊社のお客様へ、積極的に提案していきたいと考えています三菱地所 平口様[画像5: https://prtimes.jp/i/71264/10/resize/d71264-10-7ab79201c7e89a6dd556-4.jpg ]今回の実証実験で「ワイヤレス給電は既に実環境で使うことができるレベルに達しつつある」と感じました。現在の実証実験では一部エリアに限定していますが、今後は規模と質を深めた実験をしてもらい、三菱地所としても積極的に本技術の導入ケースを探索していきたいと考えています。特に丸の内エリアのオフィススペースなど、多様な人々が働く環境ではきめ細かいセンシングが求められており、ワイヤレス給電技術が貢献できる領域も増えると考えています。エイターリンク株式会社についてエイターリンクはスタンフォード大学発のスタートアップ・ベンチャーであり、心臓のペースメーカーをはじめとする「メディカルインプラントデバイス」をワイヤレス給電する研究開発を行ってきました。エイターリンクは世界で初めて実用レベルの完全ワイヤレスデジタルデバイスを実現しており、メタサーフェス、電力受信技術において特許を取得しています。また自社で保有するワイヤレス給電技術は、英Nature紙をはじめ、多数の学会・著書・論文等に掲載されています。■会社概要説明動画https://youtu.be/gI2PRexXAQ8会社概要商号：エイターリンク株式会社所在地：東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル Inspired.Lab内資本金：1億円代表者：田邉勇二、岩佐凌設立：2020年8月URL：https://aeterlink.com/お問い合わせ先当社ではマイクロ波WPTの実現にむけて、様々な企業様と実証実験を行っております。ご興味ございましたら、下記問い合わせ先までご連絡お願い致します。pr@aeterlink.com企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ