凸版印刷、クラウド型ID認証技術が国内で初採用

人気フィギュア「ベアブリック」にNFCタグを内蔵、スマートフォンで正規品判定 不正流通の防止や顧客エンゲージメントでの活用も視野に 凸版印刷株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役社長：麿 秀晴、以下 凸版印刷）は、対象となる製品に貼付されたNFCタグなどのIDデバイスを消費者のスマートフォンで読み取ることで、真贋判定や不正流通の監視など、サプライチェーンの管理を可能とする「クラウド型ID認証プラットフォーム（以下 本プラットフォーム）」を、2021年5月より中国市場に向けて提供開始しています。 この度、凸版印刷は本プラットフォームの日本市場での提供を開始、株式会社メディコム・トイ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：赤司 竜彦、以下 メディコム・トイ）と、株式会社博報堂プロダクツ（本社:東京都江東区、代表取締役社長：岸 直彦、以下 博報堂プロダクツ）が2022年7月20日に発表した模倣品対策ソリューション「du-al.io&trade;（読み：デュアルドットアイオー）」に初めて採用されました。凸版印刷はメディコム・トイに、NFCタグと本プラットフォームの真贋判定機能を提供します。[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/1011/resize/d33034-1011-d1091fcbb7c1e86e941c-4.jpg ] 「du-al.io&trade;」が実装される最初の製品は、メディコム・トイが製造・販売するクマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK（読み：ベアブリック、以下 ベアブリック）」の、2022年7月23日に発売された3品目で、今後、対応したラインナップは拡大される予定です。対象製品の右脚部分に凸版印刷のNFCタグが内蔵され、スマートフォンをかざすことで、正規品であることをその場で判定できます。[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/1011/resize/d33034-1011-232ef82a091fd4f448a6-3.jpg ] 本プラットフォームおよび当社製NFCタグが内蔵された「ベアブリック」は、2022年9月14日（水）から16日（金）に開催される「第24回 自動認識総合展」（会場：東京ビッグサイト）の凸版印刷ブース（西4ホール 小間番号A-17）に展示されます。■ 採用の背景 グローバル化、越境ECの普及による物流ネットワークの複雑化などを背景に、模倣品の流通がブランド企業にとって深刻な問題となっており、メディコム・トイも多数の「ベアブリック」模倣品被害に悩まされていました。同社は、模倣品が野放しになっていることによる市場損失、ブランド棄損といった自社の経営へのリスクと、ECサイトや量販店で正規品と誤認して購入する消費者側への悪影響を回避する解決策として、博報堂プロダクツと共同でリアルとデジタルの双方で検証可能な模倣品対策ソリューション「du-al.io&trade;」を開発しました。「企業とファンのエンゲージメントを強化するプラットフォーム」として、今後はコレクション性の高い玩具やアート、高級アパレル・時計・アクセサリー、高性能なスポーツ用品・アウトドア用品などへの活用が期待されます。 凸版印刷は、「du-al.io&trade;」のキーとなる要素として、ハイセキュリティタイプのNFCタグと、「クラウド型ID認証プラットフォーム」の真贋判定機能をメディコム・トイに提供しました。[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/1011/resize/d33034-1011-02334c55ea717d749cc5-0.jpg ]■ 「クラウド型ID認証プラットフォーム」の特長 本プラットフォームは、商品情報の提供や真贋判定、プロモーションなどのサービス提供と、収集したデータを活用したトレーサビリティや不正流通の監視など、サプライチェーンの管理を可能とするクラウド型サービスです。【主な機能】１. 安心・安全なID認証基盤 ICチップによって異なる様々な暗号化アルゴリズムや、読み取りごとに変わる演算結果をクラウド上で判定するID認証方式に対応しています。同じNFCタグを何度読取っても、NFCタグが応答するURLは変化するので、応答したURLをコピーして拡散されても無効となり、URLの不正利用を防ぐことが可能です。２. API提供による高い汎用性 他のソフトウェアやアプリケーションにデータ連携可能なAPI（ソフトウェアやプログラム同士を繋ぐインターフェース）を提供しているので、導入企業は、自社のサービスプラットフォームにトッパンのID認証機能を組み込むことができるため、安全なサービス環境を容易に構築できます。３. 凸版印刷のIDデバイスとの組み合わせにより幅広いニーズに対応 凸版印刷は、QRコードやNFCタグ、UHF帯のRFIDなどの標準的なIDデバイスだけでなく、開封検知、再利用防止、金属対応、温度管理などの機能を搭載した機能性IDデバイスや、IDデバイスが一体化されたスマートパッケージの提供も行っており、本プラットフォームのID認証機能と組み合わせることで企業の様々なニーズに対応したソリューションの提供が可能です。■ 今後の目標 凸版印刷は、今回の「du-al.io&trade;」への導入を皮切りに、「クラウド型ID認証プラットフォーム」の日本国内での拡販を進めます。真贋判定に加え、商品に貼付されたNFCタグの読み取り時の位置情報を活用することでの不正流通の防止や、店頭やイベント会場でのNFCタグの読み取りによる顧客とのエンゲージメント強化などへ用途を拡大し、2025年までに関連受注を含め約20億円の売り上げを目指します。■ 「du-al.io&trade;」について 「du-al.io&trade;」は、メディコム・トイと博報堂プロダクツが共同開発・提供する、リアルな製品にスマートフォンをかざすだけで、データ通信が可能な安全性の高いNFC（Near Field Communication）と、ブロックチェーン上に記録された改竄されないデータであるNFT（Non-Fungible Token）を情報連携させられる、模倣品対策ソリューションです。商品に付属するNFCタグをスマートフォンで読み取るだけで真贋判定ができ、唯一無二の価値をもつ正規品であることを証明できます。 また、入手した製品の所有情報がギャランティーカードとしてブロックチェーン上で管理されるため、ユーザーはdu-al.io&trade;のWebサービスページ内でギャランティーカードを確認することができ、NFCタグを読み取ることでギャランティーカードの譲渡も可能です。メディコム・トイ プレスリリース： http://www.medicomtoy.co.jp/information/du-al.php■ 「BE@RBRICK（ベアブリック）」について 世界中で愛されているテディベアが生誕100周年を迎えた2001年、「デジタルなイメージのテディベアを作る」というコンセプトで誕生したのが、日本生まれのクマ型ブロックタイプフィギュア「ベアブリック」です。本体を構成する基本となる9つのパーツ以外には何も付け加えず、プリントという技法だけでデザインされているのが特徴です。誕生以来、数多くの国内外アーティスト・ブランド・テレビ・アニメ・映画・企業と多彩なコラボレーションを果たしてきたBE@RBRICKは、これまでに数千種類のアイテムをマーケットに発信し続け、「アートなトイ」として、世界中に多くのファンを獲得しています。公式サイト： http://www.bearbrick.com/■ 「第24回 自動認識総合展」について会期： 2022年9月14日（水）～16日（金）10:00～17:00会場： 東京ビッグサイト 西4ホール （凸版印刷ブース：小間番号A-17）主催： 一般社団法人日本自動認識システム協会公式サイト： https://www.autoid-expo.com/tokyo/凸版印刷特設サイト： https://www.toppan.co.jp/erhoeht-x/event/auto-id/■ 「Erhoeht-X(R)（エルへートクロス）」について[画像4: https://prtimes.jp/i/33034/1011/resize/d33034-1011-4e89580e98650b330100-1.jpg ] 「Erhoeht-X(R)（エルヘートクロス）」とは、凸版印刷が全社をあげ、社会や企業のデジタル革新を支援するとともに、当社自体のデジタル変革を推進するコンセプトです。 「エルヘート」は、当社創業の原点である当時の最先端印刷技術「エルヘート凸版法」から名付け、語源であるドイツ語の「Erh&ouml;hen（エルホーヘン）」には「高める」という意味があります。 凸版印刷は、これまで培ってきた印刷テクノロジーの更なる進化とともに、先進のデジタルテクノロジーと高度なオペレーションノウハウを掛け合わせ、データ活用を機軸としたハイブリッドなDX事業を展開し、社会の持続可能な未来に向けて貢献していきます。＊ 「QRコード」は（株）デンソーウェーブの登録商標です。＊ 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。＊ 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。以 上企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ

凸版印刷、クラウド型ID認証技術が国内で初採用

トピックス

リリースニュースランキング

このカテゴリーについて