凄まじい反響を呼んだ「Twitter文学」の金字塔

株式会社集英社(本社:東京都千代田区)は、麻布競馬場『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』の重版を決定しました。重版出来日は10月4日です。
本書は、9月5日の発売直後から爆発的に売り上げを伸ばし、大盛堂書店(渋谷区)では発売6日で販売数150冊を突破しました。
また、本書を読んだ経営者、研究者、アーティストなど各界から賞賛のコメントが多く届いています。


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【コメント】

「自意識に取り憑かれた現代人の生活を描く筆致はシニカルではあるが、愚かしくも儚く生きる人々に向けられる麻布競馬場の眼差しは、たぶん優しい。知らんけど。後世の皆さん、これが令和東京の風景です。」
朝倉祐介(シニフィアン株式会社共同代表)

「捻くれた仕方でしか表すことのできない人生の愉楽を、麻布競馬場は私たちに教えてくれる。」
佐川恭一(作家)

「救いようのないこじらせ方をした人たちに熱烈に支持されると思う。私もそうです。
きっとあなたも。」
祖父江里奈(テレビプロデューサー)

「地方から東京に出てきて挫折した、アラサーの男女のこじれた心象風景を描く。面白かった。」
橘玲(作家)

「近年に読んだフィクションの中ではいちばん没入感のあるヒリヒリする読書だった。自己を肯定することを許さない街で生きるということ。」
中井治郎(社会学者)

「世に放たれている凄まじい才能を察知する能力には自信がある。麻布競馬場がTLに流れてきた衝撃。洞察力と文章力、どのような言い回しが人の心を動かすか、人間の全てを見透かしている。」
ピエール中野(凛として時雨)

※五十音順/敬称略

【著者プロフィール】
麻布競馬場(あざぶけいばじょう)
1991年生まれ。慶應義塾大学卒業。
会社員。

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(撮影/長谷川健太郎、イラスト/岡村優太)


【内容紹介】
東京に来なかったほうが幸せだった?
Twitterで凄まじい反響を呼んだ、虚無と諦念のショートストーリー集。

「3年4組のみんな、高校卒業おめでとう。最後に先生から話をします。大型チェーン店と閉塞感のほかに何もない国道沿いのこの街を捨てて東京に出て、早稲田大学の教育学部からメーカーに入って、僻地の工場勤務でうつになって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生の、あまりに惨めな人生の話をします。」(「3年4組のみんなへ」より)

「『30までお互い独身だったら結婚しよw』。三田のさくら水産での何てことのない飲み会で彼が言ったその言葉は、勢いで入れたタトゥーみたいに、恥ずかしいことに今でも私の心にへばりついています。
今日は、彼と、彼の奥さんと、二人の3歳の娘の新居である流山おおたかの森に向かっています。」(「30まで独身だったら結婚しよ」より)

「私、カッパ見たことあるんですよ。それも二回。本当ですよ。桃を持って橋を渡ると出るんです。地元で一回、あと麻布十番で。本当ですよ。
川面から、顔をニュッと目のところまで突き出して、その目で、東京にしがみつくために嘘をつき、人を騙す私を、何も言わず、でも責めるようにじっと見るんですよ。」(「カッパを見たことがあるんです」より)

14万イイネに達したツイートの改題「3年4組のみんなへ」をはじめ、書き下ろしを含む20の「Twitter文学」を収録。

【目次】

・3年4組のみんなへ
・30まで独身だったら結婚しよ
・2802号室
・青山のアクアパッツァ
・真面目な真也くんの話
・森から飛び出たウサギ
・僕の才能
・ウユニ塩湖で人生変わった(笑)
・高円寺の若者たち
・大阪へ
・大阪から
・お母さん誕生日おめでとう
・Wakatteをクローズします
・吾輩はココちゃんである
・うつくしい家
・希望
・この部屋から東京タワーは永遠に見えない
・カッパを見たことがあるんです
・東京クソ街図鑑
・すべてをお話しします
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【書誌情報】
著:麻布競馬場
発売日:2022年9月5日(月)※電子書籍版も同日配信
定価:1,540円(10%税込)
版型:四六判ソフトカバー
頁数:192頁
ISBN:978-4-08-788083-0

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