渋谷区内初のPark-PFI事業「渋谷区立北谷公園」が２０２２年度グッドデザイン賞を受賞 (2022年10月7日)

東急株式会社（本社：東京都渋谷区 取締役社長：高橋 和夫、以下「東急」）を代表企業として、株式会社日建設計（本社：東京都千代田区 代表取締役社長：大松敦、以下「日建設計」）を含む企業コンソーシアムが整備を行った渋谷区立北谷公園（以下「北谷公園」）が公益財団法人日本デザイン振興会主催の２０２２年度グッドデザイン賞を受賞しました。[画像1: https://prtimes.jp/i/10686/753/resize/d10686-753-74d92b8c3e073cdfce3a-0.jpg ]従前、自転車やバイクの駐輪、短時間の休憩利用が主だった北谷公園を、地域の賑わい創出および活性化の拠点として、より多くの人々に有効に利活用される公園にするため、渋谷区内の公園で初めてPark-PFI制度を活用し、渋谷区の公募により整備事業者として選定された、東急を代表企業とし日建設計を含む企業コンソーシアムが整備を行い、２０２１年４月１日にリニューアルオープンしたものです。なお、北谷公園では、Park-PFI制度による公募に次いで行われた指定管理者公募で選定された、東急を代表企業として日建設計、株式会社CRAZY ADから構成される「しぶきたパートナーズ」（ＵＲＬ：https://shibuya-kitaya-park.tokyo/）が、公園の運営・維持管理を担っており、公園の情報発信、イベント企画・誘致など公共空間運営も含めたトータルマネジメントを実施するとともに、クリエイティブで感度の高い地域プレイヤーが豊富であるという地域特性を生かして、近隣企業と協働したマーケットイベントを定期開催するなど、地域と連携した公園の運営に取り組んでいます。審査では、高低差のある難しい設計条件を巧みなレベル処理でつなげた公園のデザインや地域のカルチャーに寄り添った公園運営に加え、神南エリアの街並みに馴染ませた建物ボリューム、多様なグリーンの選択も地域の魅力向上に貢献しているとの評価を受けました。今後も、「しぶきたパートナーズ」を中心に、行政・地域と連携し、より魅力ある公園、エリア価値の向上を目指した運営を実施していきます。本プロジェクトの概要、評価コメント詳細については、別紙の通りです。【別紙】■北谷公園の概要（１） 公園所在地：渋谷区神南一丁目７番３号（２） アクセス：JR線渋谷駅から徒歩７分（３）公園面積：９６０平方メートル （４）公園の種類：街区公園（５）都市計画上の位置づけ：商業地域（用途地域)、防火地域、緑化地域、都市再生緊急整備地域、 特定都市再生緊急整備地域（６）土地所有者：渋谷区（７）主な公園施設：樹木、ベンチ、屋根付き広場など■デザインのポイント１．周辺に対し開放的な設えとすると共に、レベル差を利用し様々な活動を受け入れる複数の広場空間を設えた点。２．ランドスケープ・建築の基本設計を担当した日建設計が指定管理を担うことで、空間デザインと完成後のアクティビティデザインを一体的に実施した点。３．地域の事業者と連携した地域連携活動を定例的に実施、地域価値の向上に寄与している点。■グッドデザイン賞審査員評価コメント高低差のある難しい設計条件を巧みなレベル処理でつなげた公園のデザインや地域のカルチャーに寄り添ったマネジメントによって、もともとこの地にあったかのような雰囲気を早期に創り上げていることを評価したい。神南エリアの街並みに馴染ませた建物ボリュームや多様なグリーンの選択も地域の魅力向上に貢献しているといえよう。少子高齢化社会にあって高密都市における街区公園を時代の要請にあわせてどのようにアップデートできるか。その答えの一つがこの公園にはある。他方で、寂れた遊具が空しい郊外の街区公園を本プロジェクトチームであればどのように再生するだろうか。対極にある公園の模範解答も見てみたい気がするのは余計なお世話であろうか。【参考】Park-PFI制度とは２０１７年の都市公園法改正により創設された、飲食店、売店などの公園利用者の利便の向上に資する公募対象公園施設の設置と、当該施設から生ずる収益を活用してその周辺の園路、広場などの一般の公園利用者が利用できる特定公園施設の整備・改修などを一体的に行う者を、公募により選定する「公募設置管理制度」です。都市公園における民間資金を活用した新たな整備・管理手法として「Park-PFI」（略称:P-PFI）と呼称されています。[画像2: https://prtimes.jp/i/10686/753/resize/d10686-753-5800d4f44913d2234051-1.jpg ] ▲Park-PFI制度のイメージ（出典：国土交通省ホームページ）企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ