~第1弾はシンガポール、Atlantis Bioscienceと代理店契約を締結~

動物由来細胞から食品や原料などを作る「細胞農業」で持続可能な世界を目指すインテグリカルチャー株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役CEO:羽生雄毅、以下インテグリカルチャー)は、10月26日(水)から、独自で開発したすべて食品原料から成る無血清基礎培地「I-MEM(アイメム、以下アイメム)」を世界で受注を開始します。第1弾として、シンガポールのAtlantis Bioscience(アトランティス・バイオサイエンス)と1年間の代理店契約を締結し、シンガポールで展開します。
これに関連し、10月26日(水)からシンガポールで開かれる「AGRI-FOOD TECH EXPO ASIA 2022」に初出展します。

[画像: https://prtimes.jp/i/34252/25/resize/d34252-25-55901e02aa4fc814b902-0.jpg ]

独自開発の基礎培地「アイメム」
インテグリカルチャーが独自に開発した基礎培地「アイメム」は、従来、細胞培養に広く使われている研究用の培地に含まれるアミノ酸や糖類を、コストが高い従来使われるウシなどの動物由来の血清を使わず、食品として認可されている成分のみで作ったものです。「アイメム」と当社独自技術の細胞培養のための装置「CulNet(R)︎ system(カルネット システム)」による培養コストは、動物血清を用いた培地と比較して約60分の1になることが試算されており、培養肉の製造で大きな課題だった培地の成分の食品化とコスト削減に成功。世界各国の培養肉メーカーが課題としている「安くて食べることができる無血清基礎培地」をいち早く実用化しました。

既に、「アイメム」と「カルネット システム」を使った細胞の培養で、ニワトリおよびカモの肝臓由来細胞培養に世界で初めて成功しています(※1)。

※1:2022年3月28日時点(自社調べ) 2021年4月1日 プレスリリース「世界初 臓器間相互作用を用いた培養肉生産方法を樹立 ―無血清基礎培地によるニワトリ・カモ肝臓由来細胞の培養法―」より https://integriculture.com/news/2008/

■ Atlantis Bioscienceについて < https://www.atlantisbioscience.com.sg/ >
Atlantis Bioscienceは、食品と栄養、細胞・遺伝子治療、再生医療、化粧品、創薬と開発を含むトランスレーショナル・リサーチ(橋渡し研究)のための支援を専門とするライフサイエンスに特化したディストリビューター企業です。2015年に登記し、東南アジア向けの複数のブランドのマスターディストリビューターを務めています。また、細胞治療用途の製品を独自に開発しています。

■ インテグリカルチャー株式会社について < https://integriculture.com >
独自開発の細胞培養技術「CulNet(R) system (カルネット システム)」を、食品・素材・皮革などをつくるバイオ資源生産技術のプラットフォームとして開発し、様々な分野で活用する未来を目指しています。

カルネット システムは、動物体内の臓器間相互作用を模した環境を擬似的に構築する装置です(特許取得済み)。本技術は、動物細胞を大規模かつ安価に培養可能で、培養肉をはじめ、様々な用途での活用を検討していて、既にラボスケールでは、高コストの一因であった血清様成分の作出を実現しています。血清様成分作出の実現により、原料調達・管理・コストで課題となる牛胎児血清(FBS)や高価な成長因子が必要なくなり、細胞培養生産の大幅なコストダウンと、より高度なサプライチェーン管理が可能になります。


【商品に関するお問い合わせ】
インテグリカルチャーのホームページにある以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
https://integriculture.com/product/imem/


企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
編集部おすすめ